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タクシーアプリが空港利用可能に進化中!北海道新千歳空港に配車アプリ共用専用乗り場開設

道内7空港の運営等を行う北海道エアポート株式会社では、2026年1月15日からターミナル内において道内最大規模を誇る空の玄関口『新千歳空港』の国内線2か所と国際線1か所にタクシーの配車アプリを提供する「DiDi」「GO」「Uber」の3社連携の下、配車アプリ専用乗り場を開設しました。
この専用乗り場は実証実験という名目となっており、同年の3月までの限定開設とのことです。
新千歳空港はいくらでも需要がありそうなのに!
空港でも「配車アプリ」ができる

今やスマートフォンひとつで手軽にタクシーを呼べる時代です。
しかしながら、タクシー配車アプリは地域でサービス提供をしていても「全てのエリアで使える」わけではありません。
特に空港内や駅前といった大規模な公共施設周辺では「配車アプリNGエリア」が存在しており、配車アプリを使い慣れているユーザーからは「使えないのは不便だ」との声もあります。
その背景には「専用タクシー乗り場の設置」「構内交通の安全確保」「タクシー会社との調整」など、複雑な事情が存在します。
そんな中、空港での配車アプリに革命的な変化が起き始めています。
関西国際空港や羽田空港でのUber専用乗り場設置に続き、ついに2025年には北海道・新千歳空港に“アプリ共用専用乗り場”が開設されました。
この流れは、タクシー運転手にとっても転職希望者にとっても、大きな追い風となるのです。
空港では配車アプリが「使えない」ケース多

ところで皆さんは国内に空港がいくつあるかご存じでしょうか?
実は北海道から沖縄まで国内になんと97の空港が存在します。(都道府県数の倍以上!)
しかし、それを全て挙げるとかなりキリがありませんので…あくまで空港法第4条第1項各号に掲げる「拠点空港」として挙げられる主要な国内の空港で話を進めます。
配車アプリが使えないケースとして挙げるのもそれが一番適していると思います。
国内28拠点空港一覧
▼会社管理空港
成田国際空港・中部国際空港・関西国際空港・大阪(伊丹)国際空港▼国管理空港
東京国際空港(羽田)・新千歳空港・稚内空港・釧路空港・函館空港・仙台空港・新潟空港・広島空港・高松空港・松山空港・高知空港・福岡空港・北九州空港・長崎空港・熊本空港・大分空港・宮崎空港・鹿児島空港・那覇空港▼特定地方管理空港
※国が設置し、地方公共団体が管理する空港です。
旭川空港・帯広空港・秋田空港・山形空港・山口宇部空港これらは原則として配車アプリでは利用不可エリアとなっており、タクシー専用乗り場からの乗車一択という形をとっています。
※但し、現在一部拠点空港では実証実験の下、利用を開放しているケースがありますので、追って説明しますよ。
空港や駅で使えない理由
意外に思われるかもしれませんがGO、S.RIDE、Uber、DiDiなどの配車アプリはすべての場所で利用可能なわけではありません。その理由は主に以下の3つです。
専用乗り場の優先利用(配車アプリによる混乱回避)
公共施設の構内ルールや保安の都合上
既存のタクシー事業者との調整が必要(場合によっては鉄道事業者間との取り決めがあるケースがある)
特に空港などでは、到着ロビーからタクシー乗り場までの導線が明確に整備されており、「タクシーは乗り場で乗る」という文化とルールが定着していたのです。
「乗り場にタクシーが来ない」問題が全国的に拡大

その一方で、近年全国でタクシー不足の声が相次いでいます。
空港内ではタクシー乗り場での長蛇の列、さらにタクシーが来ない…
地方空港では台数が不足し、しかも「アプリでタクシーを呼べない」といった問題が観光客・ビジネス客双方から挙げられています。
特に昨今のインバウンド需要が急増している中で、首都圏のみならず全国的に空港でのタクシー需要が再び逼迫しており、旧来型の「乗り場待ち」のみでは需要をカバーできない状況となっています。
タクシーアプリの空港進出

こうした背景から、各地でタクシーアプリの空港導入が進められています。
ここでは3年前の導入・実証実験などの事例をまとめています。
大都市圏の空港は乗り場との共存問題はありますが、地方空港は早期に実施することを願うばかりです。
関西国際空港(2024年〜):大手タクシー配車アプリ実証実験
関西国際空港では、2024年6月より「GO」「Uber」「DiDi」が公式に配車対応を開始。
専用乗り場も設置され、到着ロビーからすぐにアプリでタクシーを呼べるようになりました。
当初実証実験を開始するにとどまっていましたが、利用者の半数以上がインバウンド需要であったことから、正式に導入を開始しています。
大阪伊丹空港(2025年〜):大手タクシー配車アプリ実証実験
伊丹空港では、「GO」「Uber」「DiDi」と空港側が連携し、配車アプリの利用実証を開始。
駅近・空港近など配車しにくいエリアでも、需要に応じて利便性の向上を図っています。
羽田空港(2025年〜):Uber専用乗り場設置など
羽田空港でもついにアプリ専用乗り場が設置され、Uberが対応。
国際線到着ロビーなどに表示されており、インバウンド客の利便性向上にもつながっています。
※GOも2022年7月より空港定額サービスを利用開始。
「GO」「Uber」「DiDi」「NearMe(相乗り)」などの配車アプリに対応しており、「予約専用乗り場」を設けております。
そして2026年、新千歳空港でも!
2026年、ついに北海道・新千歳空港にも「配車アプリ共用専用乗り場」が実証実験として開設されました。
「GO」「Uber」「DiDi」といった複数のアプリに対応するこの取り組みは、空港交通の新たなスタンダードになると期待されています。
配車アプリの進化は“タクシー転職”に追い風!

これらの配車アプリの進化は、タクシー事業者…即ち営業側にも大きな影響を与えます。
という事は…そうです。「タクシー転職」にも追い風になるのです。
タクシーの「稼げる場所」が拡大
空港はタクシー営業にとって稼ぎやすい場所のひとつ。
しかし従来は「空港乗り場からの営業は待機中心」でした。
聞こえはいいですけど、基本的には待機時間が多い点と必ずしも長距離のお客様じゃない点など…個人的にはあまり効率性が高いとは思えません。
※もちろん、飛行機のトラブルや運航中止などのイレギュラーな事態やシーズン関係で例外はあります。
しかし、これが配車アプリとなれば話は変わってきますよね。
配車アプリが空港で可能になることで、待たずに“確実にお客様を乗せられる”チャンスが増加しています。
タクシー転職希望者にもチャンス!
タクシー運転手へ転職を希望する皆さんにとってもチャンス拡大になる理由として、以下が挙げられます。
・アプリからの注文で新人も乗車機会が多い
・空港は観光・ビジネスなど高単価利用者が多い
・配車アプリの利便性を活かし短時間勤務でも効率よく稼げる
こうした背景から、未経験者でも入りやすく、安定収入が期待できる業界環境が整ってきているのです。
“正規”タクシーの安心感
インバウンド観光客の中には、自国のアプリで白タクを事前に予約して日本に来たり、或いは空港内で交渉して白タクに乗車する…といった悪しきケースも報告されています。
しかし、タクシーメディアでも再三取り上げている通り、日本では白タク(無許可営業)は違法行為。
補償関係が一切なく、万一のトラブル時に非常に危険です。
ホテルなどで平然とやっているのには驚きを隠せません。
空港でタクシーアプリが使えるようになることで、「合法で安心な移動手段」を提供し、正規タクシー業界全体の信頼性向上という形で、業界全体の健全化にも繋がる取り組みとなっています。
空港の到着ロビーや飛行機内でも、白タク利用防止のため、タクシーアプリ使用を促すよう警鐘しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
札幌・ニセコなどで湧き立つ新千歳空港ではタクシー不足が深刻化していたこともあり、配車アプリ共用乗り場が開設されたというニュースは、道内のタクシー業界にとって大きな進化の象徴です。
タクシーアプリが空港で使える時代に、従来の「待ち営業」から「お客様から呼ばれる配車アプリ営業」へとアップデートを遂げる昨今、タクシー業界未経験の新人運転手でも安定して稼げる環境が拡大し、インバウンド・観光需要の取り込みも加速しています。
本当にタクシー業界はこの5年間で大きく変貌しています。
今後全国の空港や駅でも配車アプリ対応が進むと、タクシー運転手の活躍の場はかなり広がっていき、収入に直結するでしょう。
「タクシー業界に転職してみようかな…」と考えている方にとって、今こそが絶好のタイミングです。
アプリを味方につけて、安定収入+マイペースな働き方を両立しませんか?




