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タクシー決済はキャッシュレスが主流!主に何が使える?【首都圏版】

タクシー運転手:「お待たせしました。●●●円でございます。」
お客様:「●●ペイで支払います。対応していますか?」
タクシー運転手:「対応していますよ。ではかざしてくださいませ。」
ピコーン!(決済完了の音…)
タクシー運転手:「ありがとうございました。」
このやり取りは今や首都圏のみならず全国のタクシーを利用する中でよく耳にする、目にする情景です。ここ10年で、タクシー業界の決済は劇的な変貌を遂げました。
首都圏を例にしますと、アプリ配車の普及とキャッシュレス決済の完全定着により、「現金しか使えないタクシー」は法人タクシーに限定するとほぼ皆無となっています。
今回はキャッシュレスが主流となっているタクシー車内決済について特集します。
キャッシュレス化がタクシー営業を変えた

数年前までは現金払いが主流で、クレジットカードや電子決済は一部の利用者のみ対応という印象でした。
しかし、いまや多くの利用者がキャッシュレスで運賃を支払うのが当たり前になっています。
これは単に利便性が向上しただけではありません。
安全な現場運営・売上管理の効率化・顧客満足度の向上にもつながり、業界全体の営業収入の増加にも寄与しています。
首都圏タクシーで使えるキャッシュレス決済の種類

ここでは主にタクシーで使えるキャッシュレス決済の種類をご紹介します。
今回紹介するのは『代表格』と言えるキャッシュレス決済です。
ご紹介する決済以外にも地方都市のタクシー会社限定でリリースしている配車アプリ決済、タクシー会社のお得意様メンバー決済、さらには紙にはなりますが昔ながらの「タクシーチケット」などもあります。
クレジットカード決済
クレジットカード決済は、一般的に首都圏のタクシーで使える代表的な決済方法でしょう。
Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、銀聯など、主要ブランドのカードが利用できます。
従来のスライド型、差し込み型はもちろん、海外の方も昨今は非常に多くタクシーを利用するため、タッチ決済型も利用可能です。
交通系ICカード(Suica・PASMO 等)
交通系ICカードの利用はタクシーにおいてかなりのウェイトを占めています。
2017年1月に東京都内(特別区・武三交通圏)の初乗り運賃の算出方法が従来の2キロから1.052kmに短縮した際(当時初乗り420円)、Suica・PASMO・ICOCA などの交通系ICでピッと支払い「ちょい乗り」をする方が増加したこともあり、9年後の2026年1月現在、初乗り500円となっても首都圏では交通系ICカード利用が多いです。
「日本国内の交通慣れ」をしている方が増えている印象を受けますよ。
電子マネー(QUICPay/iDなど等)
首都圏の法人タクシーではQUICPayやiDなどのクレジット系電子マネーや流通系電子マネーも広く対応しています。
また、意外と知られていませんが…『nanaco』『WAON』『楽天Edy』にも対応しています。
電子マネーのメリットは、何と言っても『タッチ決済』が可能で、乗降時の支払いがスムーズです。
QRコード決済(PayPay/楽天ペイ/d払い 等)
QR決済は最近急増している決済手段で、PayPay や楽天ペイ、d払いなども対応車両が増えています。
昨今はほとんどのQR決済が対応しています。
首都圏では特にPayPay利用者が多く、タクシー側でも導入が進んでいます。
流石にQR決済は搭載しているのといないでは営業収入にかなりな差が生じると思います…。
スマホ決済(Apple Pay・Google Pay)
クレジットカードや電子マネーをスマホに紐づけることで、スマホだけで決済完結も可能です。
非接触で支払いできる点が人気です。
お客様が「クレジットカードで支払います」と仰ってスマホやアップルウォッチを出してきたら間違いなくこれでしょう。
配車アプリ系決済(GO Pay・S.RIDE Wallet 等)
配車アプリ経由で予約・呼び出しを行う際に、事前にアプリ内で決済を確定できる機能も増えています。GOアプリの「GO Pay」のように、決済方法を登録しておけば降車と同時に自動で決済されるタイプもあります。
私も「GO Pay」の恩恵はかなり受けています。搭載していなかったらかなり営業収入にも影響が出ていたでしょう…。
配車アプリの“キャッシュレス&事前確定運賃”とは?
キャッシュレス決済の本格普及は、配車アプリの機能進化と密接に関係しています。
首都圏で使われる主要アプリでは、乗車前に運賃の一部またはすべてをアプリ内で確定できる機能が導入されています。
これらは一体どのようなメリットがあるのでしょうか?
事前確定運賃
アプリ利用時に目的地までの事前確定運賃が表示されることで、料金に対する不安が解消されます。
これはタクシーを普段利用しない方や訪日観光客にも好評で、タクシー運転手もある程度決められたルートを原則ナビ通りに走行するので双方が安心できる制度でもあります。
降車時の支払い待ちが不要
タクシーでは配車アプリ搭載のキャッシュレスで支払い方法を設定しておけば、スマホでの決済が自動で完了します。
そのため目的地到着時に現金やカードの取り出しをする煩わしさがありません。
これにより乗降時間の短縮と利用者満足度の向上が実現しています。
※尚、配車時に選択が可能で、キャッシュレス決済で事前に支払いの場合は別途設定が必要です。
利用履歴・領収書がデジタル化
配車アプリは乗車履歴や支払い明細をアプリ内で確認・管理できるため、出張・経費精算などにも便利です。
キャッシュレス決済が営業にもたらした効果
タクシー業界にキャッシュレス決済の普及がもたらした効果は計り知れません。
事業者はとかく利益面向上、タクシー運転手は営業収入向上とありがたい話です。
事業者目線で見れば、当然導入には手数料が発生しますが、それを差し引いても大きな粗利なのは説明するまでもありません。
それではどのような効果をもたらしたのか、探っていきましょう。
運転手・会社双方の負担軽減
タクシーのキャッシュレス決済におけるメリットは、利用されるお客様だけでなく、タクシー運転手・事業者側にも大きな恩恵をもたらしています。
・現金のやり取りが減り、釣銭ミス・現金管理の負担が減少。
・強盗や未収リスクが低下する
・事務処理(会計・精算)が効率的になる
以前はカード決済やQR決済導入時の「手数料負担」を懸念する声もありました。
何でしたらタクシー会社間を転職される『現任(経験者)』の多くはその条件をストロングポイントとしていることは珍しくありません。
しかし、近年は多くのタクシー会社がシステム手数料負担を軽減・撤廃し、乗務員や会社への負担が少ない体制づくりが進んでいます。
利用者の幅が広がる
タクシーのキャッシュレス対応は、特に以下のニーズを満たすうえで威力を発揮します
・外国人観光客【クレジット・QR読み取りで安心支払い】
・若年層【スマホ・電子決済好き】
・ビジネス利用者【経費精算が簡単】※GOが対応。
この結果、タクシー利用そのものが増加し、アプリ配車との相乗効果で営業機会が拡大しました。
キャッシュレス決済と転職市場の関係

タクシー運転手へ転職…となれば、当然これらのキャッシュレス決済を積極導入している事業者に入社し、活躍することが望ましいでしょう。
言わずもがなわかると思いますが、キャッシュレス決済は売上に大幅に影響大です。
ここではキャッシュレス決済と転職市場の関係を見てみることにしましょう。
未経験者でも伸びしろ大!
首都圏のタクシー会社では、キャッシュレス決済対応車両がほぼ標準装備になりつつあります。
特に東京都内(特別区武三交通圏)においては法人タクシーはほぼ100%に近い水準と言っても過言ではないはずです。
これにより若い世代やタクシー業界未経験の方でもスムーズに現場で対応できる環境が整っています。
また、キャッシュレス対応だけでなく、配車アプリからの自動配車・事前運賃確定などを活用することで、営業効率が大きくアップしています。
働き方の幅が広がる
この10年でキャッシュレス決済がタクシー業界含め、交通業界では大きく普及しました。
タクシー運転手もお客様側も、これにより“現金のやり取り”というストレスから解放されたという声を方々で耳にします。
これは、タクシー業界へ転職希望する皆さんが安心して長く働ける大きな要素ではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
首都圏のタクシー業界では、キャッシュレス決済の浸透が進み、クレジット・交通系IC・QR決済・配車アプリ内決済など多様な支払い手段が利用可能になっています。
これは単に便利というだけでなく、「営業機会の増加」、「インバウンド需要やビジネス客に対応しやすい」、「乗務員の負担軽減につながる」、「売上管理や事務処理が効率化」などと言った、タクシー運転手と事業者双方にとってメリットが大きい進化です。
「タクシーは稼げる」だけでなく、「キャッシュレスで働きやすく、安定した環境で長く続けやすい」…首都圏でのタクシー転職を考えている方にとって、このキャッシュレス化は大きな追い風になるでしょう。




