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◆タクシー最新ニュース◆大阪でnewmoグループが新会社『夢洲交通(森ノ宮営業所)』設立!万博後の大阪を盛り上げるか

モビリティスタートアップとして注目を集める newmo(ニューモ)グループがこの度、大阪に新たなタクシー会社 「夢洲交通(森ノ宮営業所)」 を設立し、2025年12月17日に本格稼働を開始しました。
これにより大阪のタクシー業界に新たな動きが生まれることになります。
しかし新会社設立となれば非常にレアケースですし、それだけタクシー業界の需要が過去最高に高まったいることの表れと言えましょう。
なんと●●●●店の跡地に新設
夢洲交通森ノ宮営業所はJR大阪環状線・大阪メトロ中央線『森ノ宮駅』からほど近い場所に新設されました。
1階が本社機能を有しており、2階~屋上までがタクシー車両の駐車場となっております。
なんとここは「駐車場併設」などの条件で物件を求めた結果、パチンコ店があった場所をリノベーションして完成させたとのことです。
駐車場が併設でしかも多くの車両が駐車可能…目の付け所が流石です…!
大阪発!タクシー×テクノロジーの新潮流

2025年の大阪と言えば、大阪・関西万博の開催によってで国内外から多くの方に注目されました。
その後も交通インフラ・タクシー需要は変わらず続いており、国内問わず訪日観光客による観光・帰省・ビジネス利用などが未だもってして途絶えません。
そのような中で登場した夢洲交通は、配車アプリ「newmo」 と連動し、これまでにない営業スタイル・働き方を提案しています。
夢洲交通×newmoとは?

夢洲交通を説明する上で欠かせないのが、この配車アプリサービス「newmo」の存在です。
タクシー業界の新時代到来を告げる、newmoのサービスと共に深掘りしていきましょう。
モビリティ企業として急成長中
タクシー・ライドシェア配車アプリnewmoを運営するnewmo株式会社は、2024年1月に設立されたモビリティスタートアップ企業です。
今回のタクシー事業や配車アプリ、ライドシェアなどをサステナブルに展開しています。
newmoは現在大阪を中心に複数のタクシー事業者を傘下に収めており、車両数約1000台超・従業員1500人超の規模へと展開しております。
■newmoの展開するタクシー事業者
●大阪府
・株式会社岸交
・株式会社未来都
・堺相互タクシー株式会社
・夢洲交通株式会社(森ノ宮営業所)
カケルちなみに株式会社未来都はnewmo以外にもGO、Uberといった大手タクシー配車アプリとも連携していますよ。●愛知県(名古屋市)
・newmo東海株式会社●長野県(北佐久郡軽井沢町)
・newmo軽井沢御代田株式会社●沖縄県(那覇市)
・newmo沖縄株式会社
“AI時代のタクシー営業所”を目指す
夢洲交通では、newmoが培ったAI・デジタル技術を営業に活用し、従来とは違うタクシー営業の仕組みを実装していく方針です。
AIを使って業務を効率化し、ドライバーが「人としてのサービス」に集中できるような環境づくりを進めています。
もちろん人の手が入ってこそ発揮できるものだってこの世界、数多くあります(この記事だってそうです笑)。
しかし、現時点ではAIという存在は人間にとって『上手に使ってなんぼ』でしょう。
まだまだ人間の知能すべてに追いついていませんし、追い越してもいないと思います。
(とはいえ相当な速さで席巻していることは間違いないでしょう。)
newmoの特徴って?
newmoの特徴はどのようなものなのでしょうか?
newmoでは“タクシーを呼ぶ”機能だけにおとどまらず、AI・データを活用した配車最適化や音声AI対応システム「maido(マイド)」や自動点呼機器「newmo点呼」など、業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるツールを開発しています。
これにより、従来のタクシー営業でありがちな「配車ミス」や「電話対応のロス」を削減し、今まで以上に営業効率を高めながら質の高いサービス提供が可能になっております。
newmoの今後は?
タクシー・ライドシェア配車アプリnewmoは「移動で地域をカラフルに」をテーマに、スマホ1つでタクシーを呼べる配車アプリです。
上述のように大阪市内の一部や軽井沢、名古屋市の一部、那覇市の一部エリアではすでにサービスが展開されており、今後は既存タクシー事業者のM&Aなどを実施予定で、全国への拡大が予定されています。
■タクシー・ライドシェア配車アプリnewmoでは、以下のような操作が可能です。
1.乗車地や降車地を指定してタクシーを呼ぶ
2.料金の概算を事前に確認
3.支払い・領収までスマホで完結
4.運転手との待ち合わせがスムーズ
大阪のタクシー事情とは?

タクシー運転手の転職市場といえば、とかく東京に一極集中になりがちです。
しかし、日本国内でもベスト3に入る人口集中地域でもあり、大都市を構える大阪も今やタクシー転職市場として激アツなのです。
祭りのあと?
2025年の大阪といえば、御馴染みの大阪・関西万博の開催がありました。
まだ記憶に新しい方も、実際に足を運ばれた方も数多くいらっしゃると思います。
そして実際に現場でタクシーを利用された方、混雑で利用できなかった、さらには現場のタクシー運転手の方も、万博という「未知のモンスターイベント」に圧倒されたのではないでしょうか。
あの熱狂から約2ヶ月、まさに「祭りのあと」と化したと思われがちな大阪の街はどのようになっているのでしょうか。
万博以降も続く注目と需要
実は大阪は依然として観光やビジネスでのタクシーの移動ニーズが高いままです。
万博が終わっても、多くの外国人観光客が訪れ、公共交通の補完としてタクシー需要が堅調に推移すると予想されていた当初の予想通りの結果と言えましょう。
そのため深夜帯や荷物のある移動、観光地間の移動にはタクシーが選ばれやすい傾向もあります。
従ってアプリ配車をうまく組み合わせることで、安定した売上確保と効率的な営業が可能になりますよ♪
「タクシーを呼ぶ」文化の浸透
実際、東京だけでなく大阪でも配車アプリの利用が増加しており、GOやUberなどに加え、newmoも利用者の選択肢として認知されつつあります。
また、タクシー配車アプリ大手のDiDiは日本でのサービス開始当初、大阪で利用展開を始めた経緯があります。
こうした需要の広がりは、大阪でタクシー運転手に転職したい方とってプラス材料となっています。
タクシー運転手の“やりがい”

夢洲交通をはじめとした大阪のタクシー会社で働く魅力は、単に「稼げる」だけではありません。
お金で買えない価値とはよく言ったものですが、まさにそれが得られるのがタクシー運転手です。
それはまさに“やりがい”です。
綺麗事や美辞麗句を並べているように思えますが、実際に筆者がタクシー運転手ですのでこれは断言できますよ。
地域を支える公共サービス
タクシーは単なる移動手段ではなく、街の足として地域住民・観光客の移動を支える社会的役割があります。
今後、配車アプリを通じた配車で効率化が進むと、地域の交通インフラ全体への貢献度も高まることでしょう。
とはいえ「待ち営業」「流し営業」といった分野がなくなる訳ではありません。需要はアプリに限ったことではありませんので、あくまで効率よく営業するのがおススメですよ。
こうした最先端技術と人間の接客スキルを組み合わせることで、これまでとは違う新しいタクシーの形に関わることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回大阪で新たに誕生したnewmoの傘下となるタクシー会社で、従来の営業方法に夢洲交通(森ノ宮営業所)は、配車アプリnewmoをはじめとしたテクノロジー活用新しい風を吹き込むことでしょう。
大阪・関西万博閉幕後の大阪は、観光需要・ビジネス需要が引き続き高く、配車アプリ利用者も増加傾向です。
配車アプリで「呼ぶ」文化がさらに浸透する中で、新しいタクシー会社で働くメリットは大きいのではなでしょうか。
「夢洲交通」の新たな挑戦は、大阪という都市が、タクシー運転手の転職市場でも魅力的であることを象徴しています。
ぜひあなたも、大阪の新しい交通の歴史の一部として、タクシー運転手としてのキャリアを築いてみませんか?




