タクシーメディア by転職道.com

タクシーに関わる求人から利用者まで全ての情報をお届けします

都内タクシー営業・転職にどう影響?2026年秋「東京BRT」運行開始!

都内タクシー営業・転職にどう影響?2026年秋「東京BRT」運行開始!
カケル
カケル
この記事を書いた人:『転職道.com』の転職相談スタッフ・『タクシーハローワーク(TSJ)』では職業紹介管理者としてタクシー求人コンサルタントを7年従事したのち、東京特別区地理試験・法令試験取得者/二種免許保持。数々のタクシー企業担当者との取材や求職者との会話で最新の情報を記事化しています。自らも地理試験・法令試験・二種免許を保持し都内タクシードライバーとして勤務もしているまさに『二刀流』です。タクシーバイト企画当時もJPN TAXI及びクラウンで史上最速の平日&週末の両日連続で営収10万円を5度達成!現在では特別区売れっ子タクシー運転手としても活躍中。

新年あけましておめでとうございます。
日本版ライドシェアに湧いた一昨年。そして万博開催に湧き立った昨年。

果たして今年のタクシー業界はどのような様相を呈していくのでしょうか。
2026年最初のタクシーメディアは、筆者もタクシー営業時にほぼ毎回訪れる三区の一角『中央区』の「晴海」そして江東区の「有明・豊洲」などのいわゆる“湾岸エリア”に関する特集です。

今年もどうぞ、ご安全に!
そして宜しくお願いいたします。

都内タクシー営業・転職にどう影響?2026年秋「東京BRT」延伸運行開始!

東京都の都市整備局は2025年12月24日、現在環状2号線を経由して国際展示場方面と新橋、虎ノ門ヒルズ方面を結んでいる高速バス「東京BRT」を東京駅まで延伸する方針を固めたと発表しました。

開通は2026年秋頃の予定となっており、東京都心と湾岸エリアを結ぶ次世代型公共交通機関として、その利便性向上が期待されます。
しかし、その一方で都内タクシー運転手にとっての営業・転職環境への影響が注目されています。

それはなぜでしょうか?

カケル
カケル
銀座や東京駅付近の営業をすると必ずと言っていいほど送迎地として出てくる湾岸エリア。

2020東京オリンピック(開催は2021年)開催の際は選手村だったHARUMI FLAGや有明、魚河岸は築地から豊洲に市場が移転し、豪華客船が乗り入れる東京国際クルーズターミナルなど…比較的新興地域でもあるため、ベテランのタクシー運転手でも営業所が近くにない限りはなかなか行く事はないエリアです。
(でもなかなか平均単価も高く良いエリアなんですよ!)

東京BRTの特徴とは?

BRT(バス・ラピッド・トランジット)とは、一般的な路線バスよりも高速かつ大量輸送が可能なシステムです。

専用レーンや優先信号、連節バスなどを活用し、定時性と効率性を両立した次世代の都市交通手段です。

東京BRTは、上述の通り東京の虎ノ門・新橋と湾岸エリア(臨海副都心とも言われている)である晴海・有明・豊洲地区を結ぶ次世代型バスネットワークです

カケル
カケル
2026年秋の東京駅方面へ延伸に向けて現在、BRT専用レーンの整備も進められています。

特に晴海地区のHARUMI FLAG(旧・オリンピック選手村)などの住宅・商業開発が進むエリアを中心に、BRTは“新たな足”として住民や観光客の移動ニーズに応える存在になると期待されています。

予定ではHARUMI FLAG内から勝どきを経由し、築地の手前で新大橋通り→晴海通り→昭和通り→八重洲通りと右左折しながら東京駅八重洲口ののルートで向かうとのことです。

また、停留所を新規に設けることも決定しております。
現時点の詳細は築地市場付近に「築地」停留所、昭和通り上に「銀座」停留所、バスターミナル東京八重洲のある東京ミッドタウン八重洲前の地上に「東京駅」停留所をそれぞれ設置します。けます。

BRT開通でどう変わる?晴海・有明・豊洲でのタクシー営業への影響

東京BRTの話題で持ち切りの今回…いやいや、ここはタクシーメディアです。
BRT開通で湾岸エリアのタクシー営業にどのような影響がでるかを触れていこうではありませんか。

筆者も日頃タクシー営業をしていてお客様がご乗車の際、「銀座4丁目付近から湾岸エリアまで」というケースは非常に多いので、今回のニュースは素通りできないという訳です。

都内タクシー運転手にとっては重要なポイントなのです。

カケル
カケル
こんにちは!どちらまで行かれますか?
▼ご乗車のお客様【TV業界関係者の古利堂P】

運転手さん!勝どき橋渡って豊洲の大江戸温泉まで!

そこで忘れ物取行くから、止まっててもらえます?
そのあとCXに行ってほしいです~!
会計はチケットでよろしく!

▼同乗お客様のADコタツ

先輩なんかお風呂に入って銀座で買い物があって付いてきたらそのままスマホをロッカーに入れ忘れてたみたいでどうしたらいいかとか言うんでタクシー拾いました。

陸の孤島だったエリア

これまで湾岸エリアの中でも特に晴海、有明付近はは鉄道駅からの距離やアクセスの悪さがネックとされてきました。

東京特別区しかも晴海に至っては中央区という位置づけの中においても「陸の孤島」と表現されることも多かった地域です。

しかしその不便さが逆に、タクシー運転手の営業にとっては銀座四丁目交差点から晴海通りへのアプローチは“チャンスの宝庫”でもありました。

しかし、東京BRTの開通により、公共交通の利便性が向上することで、タクシー需要に一部影響が出る可能性も否定できません。

それでも“タクシー”の需要は残る!

しかし一方で、BRTではカバーしきれない需要がタクシーにはあります。

タクシーは『目的地へのドア・ツー・ドア移動』をはじめ、『深夜・早朝・悪天候時の即時移動』が可能であること、『高齢者の方や荷物の多いお客様にとっては抜群の快適性』を兼ね備えています。

特に今後HARUMI FLAG周辺では、高齢住民の移動ニーズが今後増加すると見込まれ、「ラストワンマイル」を担う存在としてタクシーの価値は変わりません。

そもそも富裕層エリアでもある

また、電車もそうですが、バスは料金こそタクシーに比べれば手軽なのは当然です。
しかしながら公共交通機関とはまさにこのことで…不特定多数のお客様がご乗車されます。

ましてや銀座数寄屋橋交差点や銀座四丁目交差点付近から晴海通りにかけて、通勤のみならず買い物を終えたお客様の利用が非常に多く、お客様から湾岸エリアまでご乗車された折も「荷物が重くて助かった」という声を多く頂戴しております。(※もちろん乗車地はこの場限りではありません。)

そもそも湾岸エリアはかなりの多くのタワマンや新築マンションが軒を連ねる『富裕層エリア』であり、バスに固執するというお客様はそこまで多くはないと見込まれています。

観光目的や友人宅への来訪、仕事の移動でBRTを使うケースはありますが、住民の普段使いとしてこのエリアは『BRTの登場でタクシー需要が激減する』というのは考えにくいと言えましょう。

2026年もタクシー転職市場はチャンスあり!

都内タクシーでもイカした営業地域『湾岸エリア』にBRTなる(笑)公共交通機関が登場することによって、「都内でタクシー転職しても稼げないのでは?」と不安になる方も多いかもしれません。

ましてやタクシー運転手への転職をする上で情報収集をされている方なら、不安になっても致し方ないかもしれません。

新規顧客層の開拓も可能

交通インフラの充実は「ライバル出現」「客を取られる…」と捉えがちですが、実際には逆です。

エリアへのアクセスが向上することで、むしろタクシー利用の裾野が広がるケースも多いのです。
ホテル〜観光地などの移動で利用される観光客、新築マンション居住者(新住民)、移動サポートを求める高齢者層などのユーザーに対しての“接客力の高いドライバー”へのニーズはむしろ年々高まりを見せております。

カケル
カケル
都内タクシー運転手のお仕事は営業スキルを磨けば未経験の方でもしっかり稼げる環境は整ってると思いますよ!

都内タクシー運転手の強み

さらにタクシー運転手は『自由度』・『収入』・『接客力』が強みです。

東京では、自分のスタイルで自由に営業エリア内をアプローチできたり、出庫の時間帯を選べる会社も多く、会社選び次第で収入も大きく変わります。

何しろタクシー運転手のお仕事で最大の魅力は固定給とは違い、自分が頑張った分だけ収入になります。

例えばあなたが、コンビニの店長になって月の売上が爆増したとしても、給料の取り分があまり変わらないのは…正味思うところがあると思いませんか?
タクシーは需要が高く、高度な営業スキルも必要としません。

最低限のマナーを遵守して安全運転と快適性を重視して、そして気持ちの良い接客を心がければ大丈夫です。

カケル
カケル
交通インフラの整備は、決して“職を奪う存在”ではありません。
タクシーという職業は、AIや新交通にも代替されない“人の温もり”と“臨機応変な接客”が求められる仕事なのです。

2026年以降も、タクシー運転手として活躍するチャンスは十分!
むしろ、今こそがタクシー運転手としてスタートする絶好のタイミングかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

2026年に東京駅へ延伸する東京BRTは、確かに一部エリアでタクシー需要に影響を及ぼす可能性はあります。
しかしその反面で、タクシー運転手にとっては『湾岸エリアへの来訪者が増える』、『二次移動・ラストワンマイル需要が増加』、『高齢者・子育て世帯・観光客向けタクシーの価値向上』…そして何より富裕層エリアでタクシー需要の基盤が高い。銀座通りから晴海通りに向けてのアプローチが多いなど元々のタクシー需要の礎から新しいタクシー需要の芽も着実に形成されつつある昨今であります。

タクシー業界は変化と共に進化する仕事でもあります。
配車アプリや日本版ライドシェアがそれを物語っています。
BRTのある時代こそ、接客力・柔軟性のある運転手が活躍できるフィールドは広がるではないでしょうか。

BRT時代の幕開けは“脅威”ではなく“チャンス”です。
都内タクシー、いや全国のタクシー運転手の営業におけるツールや文化はこれからどんどん進化していくことでしょう。

Return Top