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タクシー業界はコロナ対策されている?大手各社の取り組み内容を解説【2021/4/13 追記】

タクシー業界はコロナ対策されている?大手各社の取り組み内容を解説【2021/4/13 追記】

この記事を読んで分かること

・各タクシー業界のコロナ対策

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専属ライターO
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【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

「タクシー業界はコロナ対策されている?」
「コロナ渦でタクシー業界に転職するのは危ない?」

このように、タクシー業界におけるコロナ対策の実態を知りたいと思っていませんか?
タクシー運転手は人と接する仕事なので、未経験から転職するならどんなコロナ対策がされているか確認しておきたいでしょう。

今回は東京の大手タクシー会社を中心に、現在行われている感染予防対策の取り組みを紹介します。
この記事を読めば、タクシー会社が十分なコロナ対策をしているかどうかがわかるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

現在行っている感染予防対策

タクシー業界における感染防止対策をしているのは、各タクシー会社だけではありません。
各タクシー会社の感染予防対策を紹介する前に、タクシー業界全体に関係する東京都の取り組み内容を確認しましょう。

東京都の取り組み

東京都は、タクシーやバス事業を行うものに対して「タクシー・バス事業者向け安全・安心確保緊急支援事業」を実施しています。
これは、タクシー・バス事業者の飛沫感染防止対策にかかる費用を補助する制度です。

タクシー事業者は、運転席と後部座席などを隔離する飛沫感染防止対策に要した費用に対して、経費の4/5以内(限度額8,000円/台)の金額が補助されます。
タクシー業界においても、行政がコロナ対策を推奨・支援していることがわかるでしょう。

各タクシー会社の取り組み

ここからは、各タクシー会社の具体的な取り組み内容を紹介します。
取り組み内容を紹介するタクシー会社は、以下のとおりです。

・日本交通
・大和交通
・帝都自動車交通
・国際自動車交通
・日の丸交通
・株式会社ニューステクノロジーが運営するタクシー会社5社

日本交通

日本交通のコロナ対策の取り組みは、以下のとおりです。

・乗務員のマスク着用
・出社前の体温検査(全社員)
・車内の除菌清掃(始業時・終業時)
・飛沫感染防止のためのセパレートカーテン設置
・こまめな空気の入れ替え
・高効率空気清浄機の設置(一部車両)
・ドアの開閉サービス
・キャッシュレス決済の導入
・IT点呼(終業点呼のオンライン化)

マスクや体温検査、清掃といった基本的な対策がされているとわかります。
運行中は常時窓開けを行っていたり、空気清浄機を設置(一部車両)していたりするので、車内に空気がこもることもありません。

またドアの開閉サービスにより、利用者はドアノブに触れることなく乗降できます。
キャッシュレス決済やIT点呼など、最新技術を積極的に活用していることも特徴的です。

大和交通

大和交通のコロナ対策の取り組みは、以下のとおりです。

・運転席と後部座席を隔離する飛沫防止シートの設置
・出庫前車両の除菌・清掃の徹底
・石鹸による手洗い・消毒液による皮膚の洗浄・うがいの徹底
・咳エチケットの厳守(咳をする際に口や鼻をティッシュペーパーで覆う)
・検温・目視等による乗務員の健康調査(出庫時・帰庫点呼時)
・お客様降車後の車内換気、車内設備・空間の除菌と清掃
・乗務員のマスク着用
・運行中は常時換気を実施
・短時間で99%除菌、ウイルスの作用を99%抑制・消臭するクレベリンの導入

大和交通では、清掃や手洗いうがいなどの対策が徹底されています。
咳エチケットが厳守されており、細かい部分でも一切抜かりがありません。

珍しい取り組みとして、大幸薬品とデンソーが共同開発したクレベリン(二酸化塩素ガス)で車内除菌・消臭を実施しています。
ウイルスの作用を99%抑制する効果があるので、より安心してタクシーを利用できます。

帝都自動車交通

帝都自動車交通のコロナ対策の取り組みは、以下のとおりです。

・アルコールを使用した消毒・除菌の徹底
・一営業終了毎に車両等を消毒
・飛沫感染防止のための透明ビニールカーテン(タクシー・ハイヤー・営業所)の設置
・マスク及び感染予防ハンドブックの配布
・こまめな手洗いうがいの徹底
・乗務前・乗務後の体温計測
・健康状態が疑わしい乗務員に対して病院での診断を推奨
・営業所内に適切な距離を保つための印を記載

帝都自動車交通では、車両だけでなく営業所にも飛沫感染防止対策のビニールカーテンが設置されています。
適切な距離を保つための印も設置されており、営業所内でもコロナウイルス対策が徹底されているとわかります。

国際自動車交通

国際自動車交通のコロナ対策の取り組みは、以下のとおりです。

・うがい・手洗いの徹底
・通勤時のマスク着用の励行
・除菌スプレー散布による殺菌
・一運行毎の車内換気
・飛沫感染防止を目的としたセパレートカーテンの設置
・ネット決済・QRコード決済利用の推奨
・出庫・帰庫時の体温チェック
・空調の常時外気導入と窓開放による換気

国際自動車交通は、セパレートカーテンの設置やネット決済の推奨など、新たなサービスを積極的に導入しています。
キャッシュレス決済用のタブレット端末は後部座席に設置してあるため、支払いの際に乗務員と接触するリスクもありません。

一運行毎の車内換気や、毎日2回行う体温チェックなど、ウイルスの感染拡大を防止するあらゆる対策が実施されています。

日の丸交通

日の丸交通のコロナ対策の取り組みは、以下のとおりです。

・飛沫感染防止ボードの装備
・出庫・帰庫時の検温チェック
・出社退社時の手洗い消毒
・マスク装着の徹底
・乗客降車時の手すりシートなどの念入りな消毒

前述の大手タクシー会社と同様に、基本的なコロナ対策が徹底されているとわかります。
検温や手洗い消毒、マスク装備は義務化されており、遵守していない社員は乗務することができません。

できる限りのコロナ対策をすべて行っているタクシー会社といえるでしょう。

株式会社ニューステクノロジーが運営するタクシー会社5社

最後に、株式会社ニューステクノロジーが運営するタクシー会社5社(株式会社グリーンキャブ、国際自動車株式会社、寿交通株式会社、大和自動車交通株式会社、株式会社チェッカーキャブ)の取り組みを紹介します。

・出庫・帰庫時の体温チェック
・出社退社時の手洗い・うがい・アルコール消毒の徹底
・空調の常時外気導入と窓開放による換気
・降車時の手すりなどの念入りなアルコール消毒
・最新のネット決済・QRコード決済利用の推奨

特筆すべきは、最新のQRコード決済の利用を推奨していることです。
上述した5社は、東京最大級のタクシー配車アプリ「S.RIDE」を使用したネット決済・QRコード決済を推奨しています。

最新の技術を積極的に導入していることから、安全性向上のために努力していることがわかるでしょう。

まとめ:コロナ対策をされたタクシー会社で安心して働こう

今回は東京の大手タクシー会社を中心に、コロナ対策の取り組み内容を紹介しました。
各タクシー会社はマスクの着用や換気、飛沫感染防止シートの設置など、現時点でできる限りの対策をしています。

十分なコロナ対策をせずに営業しているタクシー会社はありません。
とくに大手のタクシー会社ほど対策が徹底されているので、コロナ渦でタクシー業界に転職するなら大手の会社を目指すとよいでしょう。

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