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【気にナル!】タクシー会社の設備ってどうなってるの?仮眠室やシャワー、食堂などなど…
タクシー運転手の仕事は、長時間の運転や深夜帯の勤務など体力的・精神的にも負担がかかる仕事です。
運輸規則や36協定、強いては法律に基づき労働時間や残業は厳しく管理されていますが、ハンドルを握る時間はお客様を快適に目的地へ送迎するという責任感も伴いますので緊張もします。
煩わしい人間関係からの解放はあるかもしれませんが、決して楽な業務ではありません。
今回はタクシー会社にある代表的な「設備」について詳しく紹介します。
そしてタクシー運転手に転職を考えている皆さんに向けて、設備が整っているタクシー会社の選び方もお伝えしたいと思います。
タクシー会社にはどんな設備があるの?
では実際にタクシー会社にはどんな設備があるのでしょうか?
これから転職後に所属するタクシー会社の設備によっては…もしかしますと日々の業務の質や健康状態に大きく関わってくるかもしれませんよね。

しかし都心部などのタクシー会社ですと、通勤に時間をかけてこられる方も珍しくありません。
電車通勤を検討されている方は尚更必見ですよ!
シャワー室・浴室が完備
隔日勤務を終えた後、あるいは業務の合間に体をリフレッシュできる場所として、多くのタクシー会社にはシャワー室や浴場が完備されているタクシー会社が存在します。
これらの施設は特に夏場や長時間運転の後は、汗だけでなく疲労を流すことで集中力を回復させる効果もあります。
後述でもお話ししますが、シャワーだけでなく、お風呂で疲れを取るということも大切です。
仮眠室がある
タクシー運転手にとって仮眠有無は死活問題レベルです。
特に隔日勤務の場合では、1乗務は休憩・残業込みで最長約21時間というスケジュールですので、営業中の休憩時間に適度な仮眠が健康維持や事故防止に直結すると言っても過言ではありません…と言いますか断言できます。
また、隔日勤務の乗務形態を敷いているタクシー事業者では原則として仮眠室を完備しています。
仮眠室のタイプはタクシー会社それぞれで、完全個室や半個室タイプの仮眠スペースがあるほか、御座敷の雑魚寝タイプや一部屋にベッドを敷き詰めたスタイルなど多岐に渡ります。
これらは休憩時間中はもちろん、乗務終了後に始発電車が走るまでの仮眠として利用することもできます。

冷暖房完備かつ椅子も倒せるので快適と言えば快適ですが…車内であることには変わりありませんので。
また、場所によっては駐車禁止スペースも多いので注意が必要です。
※過去にはお昼寝中に回送表示であったのにお客様に起こされて乗車依頼をされたこともあります笑。
食堂・休憩スペース
一部のタクシー会社では、大手中小の規模問わず「社員食堂」が併設されていることがあります。
リーズナブルな価格で栄養バランスの取れた食事がとれることから、乗務開始前後、或いは昼休憩などに人気があるようですよ。
また、喫煙スペースはもちろんですが、休憩室や談話室が完備されているタクシー会社もあります。
これらは他のタクシー乗務員や管理者の方々と貴重な情報共有ができる場所として重宝されているとのことです。
タクシー業務は孤独になりがちな仕事ですが、健康的な食事と仲間とのコミュニケーションを交流の場として利用することによって安全運転を実施することに繋がっていきます。
コイン洗車機
タクシー会社では、一日の乗務を終えた後にタクシー運転手自身が自分で車両を清掃するケースがほとんどです。
ですがその方法は会社によって異なり、手洗いを実施している会社が多くを占めます。
そのため、もしご自分で手洗いをするとなりますと、「夏は汗をかき、冬は寒く手が悴む中での洗車」となります。
…ですのでよほどの車好きの方でない限りは酷な作業になります。
しかし、そんな時コイン洗車機が設置されている会社もあります。
こうした設備があれば、簡単かつスピーディーにタクシー車両の手入れが出来ますので、営業の締め作業もスムーズになります。
LPガススタンド併設
タクシー車両の多くはLPガスで走っています。
そのためタクシー営業中の前後さらには途中では必ずLPガススタンドへ立ち寄って燃料を入れる作業をしなくてはならないのです。
この作業がなかなか手間で…時間のロスを生じているのも事実なのです。

更に言うとタクシー事業者によっては「提携のLPガススタンドで原則給油をする事』というルールがあるケースがほとんどなのです。
そのため、自社敷地内にLPガススタンドを併設している会社がありましたら、相当なメリットだと思って頂いて良いでしょう。
これにより、言わずもがな営業所に戻った際にすぐ給油することが可能で、わざわざ外部のLPガススタンドへに出向く手間が省けるのです。燃料補給もスムーズに行きたいところですね!
なぜ設備が重要なのか?
タクシー会社には、タクシーを日々快適にかつ安全に運行すべく、様々な設備が存在します。
それらはなぜ重要とされるのでしょうか?
ここではタクシー運転手の目線での考えをまとめてみました。
安全運転=「快適な環境」から
タクシー会社の設備が充実している…ということはそのまま運転手の安全運転やパフォーマンスに直結します。
長時間労働で疲れがたまりがちな仕事だからこそ、しっかりと休息できる環境が必要です。

福利厚生としての設備の役割
タクシー会社の設備は単なる施設ではありません。
さしずめ福利厚生の一部とも言えます。
タクシー会社が乗務員の皆さんを「どのように向き合っているのか」、「どれだけ大切にしているか…」実はタクシー会社の設備の充実度を見ると一目瞭然ということも多いのです。
「環境整備」は離職率にも影響?
ここに皮肉にも本質を得ているデータがあります。
皆さんは「設備が整った会社」であれば、色々と大変な事があってもメンテナンスが出来るので働くモチベーションの維持・向上に繋がる…おそらく大多数の方がそう思うのではないかと思います。
実際に、シャワーや仮眠室、食堂といった環境が整っているタクシー会社ほど離職率が低い傾向にあるというデータもあるほどです。

これは優良タクシー事業者が仮眠室をまじめシャワー室、浴室といった設備面の充実、さらに女性専用設備(シャワー・化粧室・パウダールーム・仮眠室など…)を充実させた背景があります。
設備の整ったタクシー会社をどう探す?
実際に設備の整ったタクシー会社をどう探せばよいのでしょうか。
単刀直入にタクシー会社に聞くのも…アリなのかもしれませんが、これから転職する手前「それだけを聞く」というのも少々気が引けるのが正直なところですよね。
ここでは何かしらの方法を駆使してタクシー会社の設備面に関する情報を収集できる術をお伝えしていきます。
求人情報や会社見学を活用しよう
タクシー会社へ転職を希望する際、まず最初に目を通すのは求人情報ですよね。
そこには給与面はもちろん、待遇、強み、会社の特徴、担当者や所属ドライバーの声など様々な情報が記載されています。
求人情報を見る際は、ぜひとも「設備に関する記載」を見落とさずチェックしましょう。
また、応募前に会社説明会・見学ができるか確認するのもおすすめです。
実際のシャワー室や仮眠室を見ておくと安心ですよね。質問なども出来たら尚良いですよ!
同業者の口コミ・評判も参考に
ネット上には実際にその会社で働いた人の声が投稿されていることもあります。
Googleレビューや転職サイトの口コミなどで設備の評価をチェックするのも有効です。
以下はタクシー会社における評判です。
「女性ドライバーの私でも働きやすい!専用の設備があって、何よりパウダールームが嬉しい。家で着替えて出勤を想像していたので嬉しい誤算でした。
(30代女性/Nグループ)「以前は仮眠室が狭くて落ち着かなかったけど、今の会社ではゆっくり休めるから助かってる」
(50代男性/H交通)「シャワーがいつでも使えるし、食堂で温かい食事もとれるから、体調管理もしやすい」
(40代女性/Kグループ)
これらはあくまで一例ですが、これらの声は、設備の充実が業務効率や満足度に直結している証拠です。
こんな設備があるタクシー会社は狙い目!
タクシー会社の設備は転職活動の際に見落とされがちです。
ですがこれらがしっかりと整っている会社は「乗務員ファースト」の傾向が強く、働きやすさにもつながります。
以下はあくまで理想もありますが…全て整っていたら最高の職場と言えましょう笑!
・仮眠室が個室または遮音仕様
・24時間使えるシャワー・浴場
・栄養バランスの良い食堂メニュー
・車両清掃・給油設備が敷地内にある
・リクライニングチェアやマッサージ機のある休憩室
・休憩中に使えるWi-Fiやスマホ充電器
まとめ
いかがでしょうか?
タクシー運転手の仕事は、体力・集中力を必要とする大変な職業です。
しかし充実した設備があれば、それらの負担を大きく軽減することができます。
タクシー求人サイト転職道.comでは多くのタクシー求人を取り扱っており、設備に関する内容も掲載しています。
また、不明点もタクシー業界に精通するスペシャリストの相談員が勢揃いしておりますので、親身になってアドバイス・カウンセリングをしてくれるので安心ですよ。
これからタクシー業界に転職を検討される際は、「給与」や「勤務形態」だけでなく、ぜひ会社の設備面にも注目してみてください。