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合宿免許へ潜入㊙取材!【第四話:みきわめろ!実技卒業検定編】2020年7月

合宿免許へ潜入㊙取材!【第四話:みきわめろ!実技卒業検定編】2020年7月

タクシードライバーを目指す方、タクシーに興味がある方、あるいは朧気でも「タクシー」というキーワードを浮かべたとき、まず無いと困る資格と言えば…「二種免許(普通第二種免許」です、そしてそれを取得できる大まかな資格として「普通免許を取得して最低3年以上が経過していること」が条件となっております。

今回、わたくしタクシーメディア専属ライターSが、たまたまこの夏を利用して「合宿免許に行く」ということになりましたので、その模様を「リアルタイム」でお伝えしたいと思っております!恥ずかしながら一応、都会っ子なわたしも人生初の教習所です。今回は実質後半戦の第四弾、「路上・卒業編」です。教習所の外に出て、実際に路上で走行するという胸がドキドキを体験するわけですので、その熱と緊張が伝われば何よりです(笑)。【この取材は2020年7月に行ったものです。】

第二段階突入…ここで仮免許取得!

二段階で初の道路…前日は不安で仕方なかったのを覚えています。

長く険しかった合宿免許の第一段階が終了し、いよいよ第二段階へ。無事に仮免許も交付され、セカンドステージの幕が開かれます…なんてそんな悠長なことは言ってられず、早速トラブル発生(またかよ笑)!二段階教習の説明会で「住民票の住所及び本籍地と仮免許の住所の漢字・氏名の漢字・生年月日など今一度確認するように!」という教官の指示の下、確認したと思っていた手前、私の住所欄の本籍部分に記載の漢字がほんの一か所だけ、漢字の縦棒が入っているという事が発覚…結果として私の見落としであったのですが、なんとまあ今まで気づくことがなかったのでここで思わぬ形で指摘があったのに驚きでした。何度も言いますが、結果論、私の見落としです。すみません。。

いよいよ「路上」へ出発

朝起きて、朝食を取ったらすぐスタートして実技教習!!…なんて日も全然ありました。

さて、合宿免許の学科・実技は本当に早い。目まぐるしく早いです。法律で第二段階で乗車できる時間は3時間までと決まっているようですので、その制限をフルに使って教習を行います。そのおかげで「悩む暇なし、落ち込む間なし」と言った感じでした。これはある意味物事を進めるにあたり、無駄な時間が省けてよいのではないでしょうか。ですので第二段階はすぐさま教習所場内のコースから、場外…つまり路上研修へと河岸を変えます。ここでは第二段階で経験したことをまとめました。

慣れない土地でハンドルを動かす

都心特有の道路や運転特性もあるが、地方もそれなりに特性がある。しかし平坦はそれなりに眠気などにも注意が必要だ。

合宿免許で自動車免許を取得する、さらにはくどいようですが「合宿」ですので「不慣れな土地」であります。いくら都心などにくらべて長閑であるとは言え、見慣れない土地であることに加えて、高齢者のマイペース横断など、地方ならではの事態に遭遇することもありますので注意が必要です。しかし初めて公道を走ったあの感動、忘れません。なんか今更ながら「社会の一員になったような気」がしたような一日でした。(勝手に)

潜む危険に対応すること

危険と明記してある場所はまだありがたい。問題は突然起こる場面だ。まさか…ではなく、起こりえるかもしれないという心構えもドライバーとして大切な部分である。

今回合宿免許で訪れた場所は、都心部や1都3県に比べれば平坦な道も多く、いわゆる田舎町という言葉を地でいくような場所でした。教習所近辺の5~7km(高速道路はインターチェンジ1区間)を走行する形でしたので、ある程度見える範囲も広かったり、速度も出せる場所も多かったのですが、逆に田舎ならではの危険も多いということも体感しました。高齢化も都心部以上に進み、高齢者ドライバーも圧倒的に多いという印象を持ちましたし、また横断歩道でない場所からも高齢者の歩行者が出てきたりと、自動車の運転は常に危険と隣合わせであるということを、47都道府県どこにいても体感することができ、また地域特性によって如実に現れることがわかりました。これはタクシードライバーでも事故対策などで非常に心構えとしても大切な部分ではないでしょうか。適正検査を行った際も、やはりイライラすることなく、起こりえる、起こり得そうな危険に対し、事前に対応できるような自動車運転をするということが大切となってきます。

自主経路を考える

今やカーナビやgoogleマップの進化で便利な時代になった。実際に自動車で走ることもさることながら、時間があれば地図片手に歩いてみることも重要。

ある程度路上研修に慣れたら、自分の得意なコースを中心に走行し、教習所に戻ってくる、いわゆる「自主経路」を考えて走るという時間がありました。これは地図の読解力が求められますし、タクシードライバーなど、お客様に目的地を聞かれた際に応用を利かす点でも非常に求められる点と言えましょう。もちろん一般的な自動車免許を取得する際も、家族や友人とどこかに出かける際に、あらかじめ予定を立てておけば迷うことなく目的地へスムーズに辿り着くことが出来ますでしょう。…まぁ今はカーナビやgoogleマップなるものがありますが、それでも自分自身の五感で覚えたもの、知力に勝るものはありませんから。自分も運転技術はさておいて、この部分だけは妙に褒められました。(ちょっと自慢)

複数の教習生と教官と“共有”

誰かに見てもらうというのは自分を客観視する上でも大切な作業。なかなか機会もないだけに、今のうちに洗い出してもらおう。

二段階教習の時間の中には、複数の教習生と同乗し、さらには教官も乗車の上、路上研修をします。その際「自分達のどの部分が悪いのか」という部分を予め客観的に見ておくという、いわば「クセの洗い出し」という事を行います。良い部分は良いですが、人間悪い部分をダメ出しされるのはとっても恥ずかしいこと。ただし自動車運転たるもの「下手すると凶器と化す」ことを考えれば今のうちにしっかりと修正していくほうが今後大きな事故などにつながることを防ぐ狙いがると言えます。ならば真摯に悪い部分は受け止め、改善に努めましょう。もちろん良かった点は引き続きのばしていくことが望ましいですが、間違ってもおごり高ぶって自信過剰にはならないことを忘れてはなりません。

高速道路も走ります

沢山の車種が一般道の倍近くのスピードで走行する高速道路。単純な運転が多いだけにちょっとした見落としが重大事故に繋がるので注意が必要だ。

高速道路研修を終わった一足先に入校した教習生に話を聞くと皆さん、声を揃えて「楽しかったー!」という声が返ってきました。さて、いよいよ私も高速道路の教習となり、インターチェンジからETCレーンを抜け加速車線へ…40kmからアクセルペダルを踏みこみ一気に加速…ッ。勘違いをしていただきたくないのは決して頭〇字Dみたいな感じではなく、きちんと安全に運転しているという事をお分かりいただきたいと思います。途中パーキングエリアに寄り休憩をはさみ、隣のインターチェンジで降りたところでもう一人の教習生と交代。感想は…確かに「楽しい」という回答が多いのも頷けますが、それでも安全に運転することには変わりはありませんので、「速度や風向きなどに注意しながら運転するべき」いうのが本音です。

車線変更やスピードに注意

料金所の様子。一般レーンやETCレーン、そして営業中止の場所など早期の段階でどの場所に入るか見極めるのも非常に重要となる。

とかく高速道路は一般動と比較すれば最高速度も違いますし、信号もないので、ことのほか運転もしやすい部分もあるかもしれません。ただ注意すべき部分を怠ると死亡事故に繋がる確率は一般道より遥かに高いと言えます。車線変更に関しても、一般道以上に余裕をもって行うこと。スピード面も出しすぎもそうですし、かと言ってノロノロ運転でも回りに迷惑が掛かり「渋滞の温床」になりかねません。

一般道とのギャップ

ついつい感覚的に高速道路と同じようにアクセルを踏んでしまうと大変なことに。万一の際に車間距離を十分に取り、きちんと対応できるようにしよう。

今回の高速道路の教習で割と多く聞いた声の一つで「一般道に出た時のギャップ」というものです。出口に向かう際、本線出口500m前看板付近を過ぎたくらいで徐々に減速をし出し、減速車線に入ったら40kmに落とす。ここまでは良いのですが、一般道に出てアクセル加速をした際に、高速道路と同じ感覚で踏んでしまい急発進してしまったという事例です。かなり危険なので、とにかく高速道路から一歩出たら割り切って一般道の感覚を取り戻すように努めることが大事です。そして常に車間距離を取りましょう。それが事故防止の第一歩です。

学科も万全に!「卒業模擬試験」

どんな試験でも緊張はするもの。万全の準備をして、力をフル発揮できるように備えよう。

第一段階で「修了検定」の際、技能試験と学科試験があったのを覚えておりますでしょうか?実は第二段階の卒業検定では技能試験のみで「学科試験」はありません。ただし、第一段階の修了検定前に行われた学科模擬試験同様、「卒業模擬試験」という学科形式の試験は行われます。これが何故行われるかというと、教習所は「自動車学校」であり、「自動車運転免許を取得する場所」ではないからです。自動車運転免許を取得する際は各都道府県公安が管轄する「運転免許センター(或いは運転免許試験場)」に行き、①各自動車学校の卒業証明書と②仮免許証、③住民票、④本人確認ができる身分証明書などを持参の上、試験会場へ行き合格すれば運転免許証が即日交付され、その時点から各対象の自動車の運転が可能となります。(曜日などによっては予約制の場合があります。)ですので、この卒業模擬試験は免許取得前に受ける学科試験の「プレ試験」ということのなりますので、気を引き締めて臨まなくてはなりません。

教習所の大詰め、『卒業検定』

かの尾〇豊は「戦いからの、卒業♪」と歌った。実際は「卒業してからが戦い」である。

ついに来ましたよこの日が…。小中高大専と卒業という節目は、何かやらかさない限りやってくるものです。教習所にも卒業というものがあります。ひいては「自動車学校」ですから。ただその前に、卒業検定に無事合格しなければなりません。振り返ればそこにたどり着くまでには、長いようで短い、短いようで…やっぱり短い約半月のドラマでした。(しみじみ)

まずは「第二段階みきわめ」

方向転換はコツが重要。後輪と縁石が並ぶあたりで一気にハンドルを切る。

卒業もなにも、まず卒業検定を受ける資格を得るための「みきわめ」を突破しなければ意味がありません。何を隠そうこの私、第一段階のみきわめで落ちている身ですので、実は卒業検定よりもこっちが緊張しました…。ただ事前に「ここで巻き込み確認を怠るから確実に減点をされやすい」箇所などを、教習所仲間と事前に下調べをしたりして、念入りに事前学習を行った甲斐もあり、路上は全くと言いほど指摘は受けずに済みました。。しかし改めて思うのは、二種免許はすごい。タクシードライバーは走行中ちょくちょくすれ違いましたが、やはり普通免許と違って営業車両なだけあって、細部まで気にされて運転していたり、運転も滑らかな車が見ていて目立ちました。

間違えても慌てないこと!

縁石にぶつかっても、そのまま行かないこと。とにかく落ち着いて再度チャレンジ。

個人的な話で申し訳ないのですが、普通自動車免許は何も車を前に走らせることだけではありません。坂道を走らせたり、急なカーブやクランクを上手に走行し、歩行者の迷惑にならないように事故防止に努めることが一番なのではありますが、方向転換…つまり車庫入れという作業も行います。これがまぁ得意不得意ある訳で、免許を取得しても出来ない人はいつまでたっても上手にできないという人も結構多いのではないでしょうか。私も方向転換はかなり苦労しました。ここでかっこよく「すぐ難なくできました!」なんて盛って書くことも出来たんでしょうが、あくまでリアルを追求したいので、本当に苦労しました。この日もかなり間違えて教官も「何~すてんだぁ(笑)。と呆れられる始末。それでも、最後のチャンスで、なんとか腰をフルに曲げて入れることが出来ました。初日や第一段階の途中の頃と比べると、「とにかく慌てないで、落ち着いて行動すること」という事を、特に運転においては命を預けてハンドルを握る手前、重要であると身に染みて感じましたので、それだけは成長した…のはいいですが、全てを終えて戻るころには「みきわめ、こりゃダメだな…」と半ばあきらめていたのですが、どうやら落ち着いて対処した姿勢が良かったのか、無事卒業検定へ進む事を許可。本当ホッとした瞬間でありました。しかもこの日は教習所のある某県は超ゲリラ豪雨…それでもこんな日に教習ができたのは、良い経験だったと思います。

いよいよ卒業検定当日…

緊張の卒業検定当日。ここまで来たら腹をくくっていつも通りやるほうが良いという気に。ただ一人で精神統一する時間は大事!

そんなこんなで、卒業検定当日。ここまでくるともう、なるようにしかならないと腹をくくるしかないでしょう。周りの教習所仲間はかなりソワソワして、「~はこれで合ってるんだよね?」とかなり不安感を隠せない雰囲気でしたが、正直そういう雑念が返って自分を見失いそうだったので、一人で集中する時間を大切にしていました。(悪気はないんです。)どうです?フィギュアスケートの決勝みたいでしょ?浅田真〇央選手の気持ちがすごいわかりました(笑)。

いつも通り、平常心が大切!

検定そのものは比較的単純な路上コースを走り、そして教習所場内へ戻り、例の「方向転換」を行って終了。その間、車の発進やエンジンを切るのもすべて自分で行うのですが、最後の検定なので、緊張のせいかウインカーのタイミングや安全確認を一部怠ったりするケースも教習生全体的に多かったようです。ちなみに私はというと、路上も通常通り行ったのですが、途中で急に車が飛び足してきたりと、やはり路上ならではの「イレギュラーな事態」「ヒヤリハット」にも遭遇しますので、都度安全確認を忘れないこと、ブレーキのタイミングに気を付けることが大事と言えましょう。そしてなんと方向転換は大成功!前日に動画を見て何度もシミュレーションしたのと父親にコツをしつこいくらい聞いたのが功を奏したのではないかと、勝手に思っております。。そしてドライバーに大切な「平常心」も!

緊張の発表

悲願の合格。17日にわたる合宿生活にも終止符。さぁ後は地元に帰って学科試験を受けるのみ。

そしていよいよ合格者発表…。昼前にアナウンスが流れ、見事合格!!!ただですね…一緒に頑張って来た子が一人不合格となってしまったことが残念で、素直に喜びを爆発できなかったのが本音です。でも、彼はきっと良いドライバーになるでしょう。なぜなら、この躓きでまた「気を付けて運転しよう」と真摯な姿勢になれるからです。自分も一度落ちた身ですが、当時は「早く帰りたいのに…」という気持ちが先行していて少々運転をナメていたような気が、今となってはします。その証拠に無線講習で一度大きな失態を犯しています。。一時は「運転なんてもうしたくない」なんて思いましたし、命あってのものだから…と考えていましたが、今は違います。確かに命あってのものですし、車は凶器にもなりかねません。体調面や性格的にも、向かないと自分で判断ができるのであれば運転はすべきではない、と自分自身も思います。ただ「運転がしたい」「運転して友達や家族とどこかへ出かけたい」という夢や目標ができたとき、初めてその意欲と付随して『自己管理能力』『迷惑防止・抑止』などの気持ちが芽生えるのではないでしょうか?卒業式で教官が言っておりました。「家に帰るまでが教習所生活です」と。その通りです。さて、この後教習所仲間はそれぞれの地元に散り、早い人は週明けすぐ運転免許試験場へ行き、自動車免許を取得されました。(※不合格になってしまった仲間も、二日後に無事合格したと喜びの連絡を頂き、ホッとしました♪)

まとめ

いかがでしたでしょうか。月の半分を、教習所のある地方で過ごしてしまいました。東京に帰宅して最初の印象は「猛暑」…これにつきます。ボンネットで目玉焼きが作れるなんて冗談を昔言っていましたが、本当に作れると思います。そして私が通っていた教習所付近は、暑いと思っていましたが、まだ涼しいほうなんだとしみじみ思う限りです。さて自動車運転免許取得に関してはこれで終わりではありません。ここからが本番と言っても過言ではありません。以前にも申し上げましたが教習所(自動車学校)は運転免許取得に係る「技能試験免除(仮免許取得)」の場所であり、学科試験・適正検査は住民票記載の都道府県管轄「運転免許センター」で試験を受け、合格したのち「運転免許証」の交付がなされます。今や運転免許証は「自動車が運転できる資格」という資格だけでなく、信頼ができるご本人様確認の書類としてももっともメジャーな公的ご本人様確認書類の代表格。これから取得を目指される方は、ぜひ自動車学校選びはご自身のライフスタイルに合う形で選ばれることをお勧めいたします。

※合宿免許へ潜入㊙取材!【第五話:いよいよ本番!地元で学科~免許取得編】は2020年9月下旬頃の更新・公開を予定しております。予めご了承くださいませ。

▼バックナンバー

合宿免許へ潜入㊙取材!【第一話:最初はみんなが“初心者マーク”準備・出発編】

合宿免許へ潜入㊙取材!【第二話:衣食住もコロナも安心!合宿一日の流れ編】

合宿免許へ潜入㊙取材!【第三話:仮免許運転中♪学科・教習編】

合宿免許へ潜入㊙取材!【第四話:みきわめろ!実技卒業検定編】

合宿免許へ潜入㊙取材!【第五話:いよいよ本番!地元で学科~免許取得編】

 

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