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タクシーアプリ「GO」が東南アジア「Grab」と初の海外連携

タクシーアプリ「GO」が東南アジア「Grab」と初の海外連携

日本には「井の中の蛙大海を知らず」といったことわざがあります。
つまりは一昔前に流行った言葉で言うと“ガラパゴス”みたいなことを指すのでしょうか。

タクシー業界に関して言えば、現場のドライバーが「海外へ!」と言うと「どう結び付けりゃいいんだ?」と鼻で笑われてしまいそうな話になりそうな感じがしますよね。ですが今回は「#タクシー」、「#海外」…といったハッシュタグが立ちそうなニュースをお届けします。

タクシーアプリ「GO」が東南アジア「Grab」と初の海外連携

タクシー配車アプリの国内最大手「GO」は東南アジアで人気のスーパーアプリ「Grab」との連携を開始しました。
「GO」を運営するMobility Technologies社と「Grab」を運営するGrab Holdings社より2022年7月8日に発表が行われました。

「GO」の海外連携は、サービス開始以来初とのことです。

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訪日観光客を囲い込む狙い

現在、「Grab」は東南アジアで展開を広げており、今回の「GO」との連携によって対象のユーザーは日本へ訪れた際には、『タクシーを呼ぶ際、普段使い慣れているアプリで操作が簡単に行える』というこの上ないメリットが発生します。

さらに日本国内で利用する際は「GO」加盟のタクシーが呼べるようになるため、訪日時の移動がより一層快適になるサービスとなります。

「Grab」ではアプリ上で目的地入力を行うことが可能なため、タクシーを乗車後に行き先のやりとりが不要。
さらにアプリ上での決済が可能となることから、懸念材料のひとつであるタクシーの車内でのコミュニケーション負担を軽減することが期待されます。

訪日観光客を囲い込むサービスとして、今後も大きな可能性を秘めた連携と言えましょう。

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注目の対象エリアは?

国内最大手のタクシー配車アプリと、東南アジア最大級の配車アプリとの連携は、タクシー業界の中でもエポックメーキングな出来事になりそうです。

「Grab」は今や『東南アジア旅行には必須と言われる配車アプリ』と言われるサービスですが、国内と東南アジア諸国との連携はどのような国・地域が対象エリアなのか気になるところですよね。

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国内の対象ユーザー

Grab」の日本での対象ユーザーはシンガポール、マレーシア、フィリピン3か国となっております。

ただし、国際線発着の空港は各地方にもありますが、現在シンガポール、マレーシア、フィリピンの3か国からの発着を行う空港は「羽田空港(東京都)」「成田空港(千葉県)」「中部国際空港(愛知県)」「関西空港(大阪府)」のみとなっております。(※福岡空港はフィリピン・シンガポールのみ発着あり)

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日本国内の対象エリア

日本国内の「GO」と「Grab」の連携対象エリアは、北海道、東北地方(青森県・岩手県・宮城県・福島県)、関東地方(茨城県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)、北陸地方(富山県・石川県)、中部地方(岐阜県・静岡県・愛知県)、近畿地方(三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県)、中国地方(広島県)、九州地方(福岡県・熊本県)の全国25エリアとなっております。

上述のように、国際線の発着に限りはありますが、国内旅行で訪れる訪日観光客のインバウンド需要は今後さらなる飛躍が見込まれることから、観光地として人気のエリアや首都圏の近辺もサービスの拡大を行っております。

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これから~Opinion~

日本の最大手配車アプリと、東南アジア最大手配車アプリの二大巨頭が連携するという、次世代型なモビリティサービスの波がやってきています。
停滞したインバウンド需要に対してのカンフル剤とも言うべくアプリサービスは、観光客に対しての良いアプローチになること請け合いです。

そのうちに「日本にいくなら『GO』は必須だ」という時代が来るかもしれません。そうなると国内のタクシー配車アプリ競合他社も黙ってはいないでしょう。
相乗効果は計り知れないものになると思いますが、それこそが今回のMobility Technologies社の真の狙いでもある「国内タクシー事業の発展に貢献」につながるのではないかと考えます。

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