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タクシーが名店の味をお届け。飲食デリバリー「GO Dine」を開始。

タクシーが名店の味をお届け。飲食デリバリー「GO Dine」を開始。

お腹がすいたらスニッ〇ーズもいいんですが、近年はデリバリー需要が急増しています。
東京都内も、コロナ禍の影響もあってか歩いているとUber eatsなどのデリバリーの宅配自転車が非常に多く見るようになりましたよね。

タクシーは法律上、人以外のものを貨客混載させることが禁止されていたため、通常宅配業者が行っている配達やデリバリー配達とは無縁の世界だったのですが、コロナ禍の営業対策と、運送業と飲食業の需要と供給を鑑み、緊急事態と見た業界全体が新たな制度改革等へ動きだしています。

ほんの数年前までは「あり得なかった」「創造が付きそうで、誰も実現できなかった…いや、しなかった」事がどんどん時代の波と共に、まさにアップデートされつつあります。

タクシーが名店の味をお届け。飲食デリバリー「GO Dine」を開始。

タクシー配車アプリの最大手「GO」を運営する株式会社Mobility Technologiesは、日本初となるタクシーデリバリー専用アプリ『GO Dine(ゴーダイン)』を発表しました。

なお、配送事業者はタクシー大手四社の「日本交通」が対応を行います。

▼特徴は以下の通り
・アプリ上で各店舗のテイクアウトフードを選択可能。
・注文から決済まで、アプリ内で完結。これにより商品受け渡し時の決済手続きが不要。
・タクシーアプリ「GO」等で培ったマッチング技術で、よりスムーズな手配を実現。

コロナ禍の移動をより快適に「日本交通」のニューノーマルタクシー

都内11エリアと57店舗が配達対象

以前のタクシーデリバリーは各飲食店店舗にお電話やブラウザからご注文するのが通例であったものが、タクシーデリバリー専用アプリ『GO Dine』を利用することにより簡単に手配が可能となりました。

タクシーデリバリー専用アプリ『GO Dine』の配送対象となる都内エリアは千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区の11エリアとなります。

そして気になる飲食店の対応店舗は、千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区に軒を構える飲食店合計57店舗となっております。
配送料金は2,000円からの設定で、飲食店店舗からお届け先の距離や時間帯などに応じて算出されます。

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特例による都内初のサービスで人気!

タクシーデリバリー専用アプリ『GO Dine』の配送事業者である日本交通では、昨年4月より新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う緊急事態宣言の特例措置により、都内初としてタクシーによるデリバリーサービスを開始しております。

ご自宅や職場などにタクシーを通じてお食事をお届けすることによって「手の届かなかったお店や、今まで知らなかったお店の料理を気軽に味わうことができる」と人気を博しています。

その理由として、いわゆる星獲得の有名料理店や各方面から高い評価を頂いている名店の逸品などのメニューを揃えている点、注文から決済までをアプリ内で完結可能な点があげられます。

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オペレーションに課題も利便性に期待

タクシーデリバリーは、実質始まって1年ほどの歴史の浅いサービスです。

コロナ禍で設備面等の先行投資が厳しい中で開始した点も否めず、「飲食店店舗とタクシー会社側双方のオペレーションが複雑な部分が多く、タクシードライバー側も通常のタクシー営業と比べて人手や時間が必要になるケースがある」など、課題も指摘されているのも事実のところ。

一方で、浮彫になってきた利点としては「他のデリバリー配達に比べ、比較的広範囲に大量のデリバリーが可能であり、荷崩れがしにくい。そのためお弁当や仕出しなどの料理には最適」という点があります。

そしてタクシーデリバリー専用アプリ『GO Dine』では、タクシードライバーが玄関まで丁寧に配送するのも大きな特徴です。

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これから~Opinion~

タクシー業界も、飲食業界も正念場の2021年。マッチングが功を奏した形で実現した今回のデリバリーアプリは、もちろん時代背景なくして成し得なかったというのも、皮肉たるものです…。
大変な時代に直面している今だからこそ、考える・そして悩むことが大切で、そこから見出したものが新しい時代を生き抜く大きな糧となります。
タクシー業界全体を俯瞰していると「発想が止まらない」という印象を常々持ちます。常に時代に合わせた形のサービス。それに順応していくタクシードライバー。お客様の理解があってこそと言えましょう。
何度か折に触れていますが、1964年の東京オリンピックの際に登場した国内タクシーの画期的なサービス…それが「自動ドア」でした(筆者はその頃生まれていませんが)。そこから約50年以上経過した現代でも、アプリ・キャッシュレス・感染防止対策と、タクシー業界が時代と共にアップデートしていくきっかけはたくさん溢れています。そして今回のデリバリーアプリです。

タクシードライバーにとっても、タクシー事業者各社も、時代に飛び込んでいく「武器」を備えて営業するのとしないとでは、収入面も考え方も大きな開きが出る時代になってきたのかもしれません。

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