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運転代行(求人)VSタクシー(求人)働きやすいのは?【年収や仕事内容を比較して解説!】

運転代行(求人)VSタクシー(求人)働きやすいのは?【年収や仕事内容を比較して解説!】

この記事を読んで分かること

・運転代行の働き方

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専属ライターO
専属ライターO
【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

「運転代行の仕事って稼げるのかな?」と気になったことがあるかもしれません。運転代行は副業としても注目されていて、タクシー運転手の仕事と比べられることもよくあります。

そこで今回は、運転代行の仕事について、気になる「年収」や「仕事内容」、「どんな人が向いているのか」などの点について、タクシー運転手の仕事とも比較しながら解説していきます。運転代行の仕事に興味がある人は、ぜひ一読してみてください。

運転代行の年収VSタクシーの年収比較

他のあらゆる条件の中でも、まずは収入の面が一番気になるところではないでしょうか。特に他のお仕事からの転職を考えている人にとっては、今の仕事と比べて収入がアップするのかどうかという点は転職先選びの基準として非常に重要に感じられるでしょう。

さっそく、運転代行とタクシー運転手、それぞれの収入について見ていきましょう。

運転代行の年収

運転代行の仕事の報酬は日給制のケースが多いようです。

日給の相場は、東京や大阪をはじめとした大都市の都心部であれば7,000円〜10,000円程度で、それ以外の地域であれば3,000円〜6,000円ぐらいです。

会社によっては上記の日給に加えて、乗車人数に応じたインセンティブを出しています。
仮に大都市の都心で運転代行をするとして、日給10,000円で月20日稼働すると、月収20万円となります。昼は他の仕事をして夜は運転代行、という働き方を選ぶ人も多くいます。

夜間の副業として運転代行を行う場合、かなりタフな体力を持った人でなければ月20日稼働するのはきつく、週4日も稼働できればよいほうなので、副業収入の相場としては月15万円といったところでしょう。

年収に換算すると、運転代行を本業として月20日働く人であれば年収250万円前後、副業で週4日働いた場合は年間で180万円ほどになります。

ただし、上の例は大都市の都心部で稼働した場合の計算例なので、それ以外の地域で働く場合は上記の3分の2程度になると考えるべきでしょう。

引用:求人ボックス給料ナビ

タクシー運転手の年収

引用:求人ボックス給料ナビ

タクシー会社は歩合制の場合が多く、運転手個人の技量やエリアによって収入に大きな開きがあります。年収の平均値は、385万円のようです。

やはり地方は東京・大阪と比べれば低めの相場となりますが、運転代行業と比較すれば都心のドライバーよりも高水準の収入です。

以上から、本業として運転代行で働く場合とタクシー運転手として働く場合の年収を比べると、タクシー運転手に軍配があがります。

運転代行VSタクシー仕事内容の違い

運転代行とタクシー運転手の間では仕事内容が異なるため、働き方の違い・勤務時間の違い・相手にする客層の違いなど、さまざまな相違が生じてきます。具体的な仕事内容の違いについて以下で見ていきましょう。

運転代行の仕事内容

運転代行の仕事内容は、たとえばお酒を飲んだときなど、何らかの理由で運転ができなくなってしまった人のところへ出向き、代わりに運転を代わってあげるサービスです。

サービスの特性上、必然的に酔っているお客さんを相手にすることが多くなります。やはり酔っている状態の人との間ではトラブルが発生しやすくなるということもあり、女性で運転代行に従事している人は全体の割合から見れば少なめです。

さらに、運転代行業の特徴として、業務はほぼ夜に限られるという点があげられます。お客さん側から見て、「お酒に飲んで車を運転できないから運転代行業者を呼ぶ」というシチュエーションはほぼ夜に限られるので、運転代行業は夜勤が基本です。そのため、昼は他の仕事を本業として持ち、運転代行は夜間の副業とする人が多い傾向にあります。

タクシー運転手の仕事内容

タクシー運転手は運転代行業と異なり、お客さんはお酒を飲んだ人だけに限らず、子どもからお年寄りまで、さまざまな人にとっての交通手段としてサービスを提供しています。勤務時間も夜間ばかりではなく、朝・昼も運行しています。

運転代行とタクシー向いている人の違い

運転代行とタクシー運転手、どちらにも一長一短があり、一概にどちらがよいと言い切ることはできません。どちらを仕事に選ぶかは、自分自身の性格やライフスタイルによって分かれます。

以下では、運転代行に向いている人とタクシー運転手に向いている人、それぞれの違いについて解説していきます。

運転代行に向いている人

どんな人が運転代行に向いているかについて性格的な観点からみると、第一のポイントとしてあげられるのは物怖じしない性格であることです。

運転代行の利用者がお酒に酔った人をメインとする以上、必然的にトラブルに接することが多くなります。いざという時に毅然とした対応を取れることが第一のポイントと言えるでしょう。

性格的な観点からみた第二のポイントとして、安全運転を心がける慎重な性格があげられます。

本来、慎重な性格というのは運転代行業だけでなくタクシードライバーにも必要とされる資質ですが、運転代行の場合はタクシーと違ってお客さんの車を運転する以上、事故を起こしてしまった際の責任はより重くなります。したがって、事故を起こさないよう、細心の注意を払う慎重さが求められるのです。

次にライフスタイルの観点から検討します。運転代行の仕事をしている人の多くは専業ではなく、会社勤めなど、昼間に別の本業を持っています。やはり運転代行業の収入だけだと他業種と比べた平均年収に比べてかなり低くなってしまうので、運転代行は副業として位置付けられるのが一般的です。

昼間に本業を持ち、夜間に運転代行業を行うとなると、必然的に睡眠時間が制限され、体力的にも消耗します。したがって、運転代行に向いているのは体力があり、長時間労働にも耐えられる人です。実際、運転代行業に従事する人の年齢は20代〜30代の若い世代がボリュームゾーンとなります。

タクシー運転手に向いている人

タクシー運転手は運転代行と比べて収入が安定していることもあり、専業としている人の割合が比較的多いのが特徴です。

自動車の運転を本業として行うだけに、より高い運転技術を備えていることはもちろん、車や運転に親しみを持っていて、ひたすら運転を続けていても飽きないことも条件となります。

さらに、運転代行は飲酒後の帰宅というシチュエーションで使われる以上、あまりスピード感を求められないのに対して、タクシーを利用する人は目的地へ急いでいる場合も多々あります。

したがって、タクシー運転手は目的地までスムーズに向かうための運転技術に加えて、道や信号機の位置などを覚えることが要求されます。

まとめ

運転代行とタクシー運転手を比較した時、一般的にはタクシー運転手の方が高収入となります。さらに働く時間に関しても、運転代行がほぼ夜間のみとなるのに対してタクシー運転手は一日を通して働くことができます。

以上の条件から、タクシー運転手は専業とする人の割合が多いのに対し、運転代行業は別の本業を持ったうえでの副業とする人が多数派です。このような事情を踏まえたうえで、運転代行ドライバーとしてデビューするのか、あるいはタクシー運転手の道を選ぶかの参考にしてみてはいかがでしょうか。

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専属ライターO
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【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

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