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タクシー運転手の素朴な疑問…11〜12月の運転は要注意!交通量が増産するワケとは?

タクシー運転手にとっては、11月から12月にかけてがまさに稼ぎ時と言えるシーズンです。
なぜかって?
決まっているでしょう笑!『忘年会シーズン』、職場などの『御用納め』に関する移動、『クリスマス関連の外出』、『冬季の観光目的の移動』など…タクシー需要が一気に高まります。
しかし、その反面でいつも以上に注意をしないといけないことがあります。
交通量・渋滞・注意しなければならない事故リスクも増えるため、タクシー運転手として“稼げる環境”を活かすには、安全運転・営業効率・体調管理といった要素がより重要になります。
なぜ11〜12月にタクシー需要が増える?

毎年11〜12月のタクシー営業の需要がなぜ増えるのでしょう?
ここでは交通量や渋滞・事故リスクの背景、そして稼げる運転手になるための具体的な営業方法や注意点をお伝えします。
忘年会・歓送迎会・飲み会シーズン
11〜12月は言わずもがな「年の瀬シーズン」です。
会社の忘年会や歓送迎会、友人・同僚との集まりが増え、タクシー利用シーンが自ずと増加します。
特に顕著なのは深夜帯です。
飲酒帰宅・集合場所からの移動などが典型的な例でしょう。
タクシー業界用語で言う「ゾンビ」状態です。。
「御用納め」移動や年末帰省
12月半ば以降は、忘年会関連は一区切りする傾向も多いのですが…職場など『仕事納め』・『納会』・『家庭内の年末準備』といった動きが活発化し、移動需要が集中します。
郊外から都市部への帰還・実家帰り・買い物帰りなどもタクシーを選ぶ人が増える傾向にあります。
日中の移動も多く、クリスマスシーズンが終了しても年末まで実はそこそこ需要はあるのです。
冬季観光・スポーツ・イルミネーション
11〜12月といえば、冬の観光シーズンの始まりでもあります。
特に近年はインバウンド需要における海外からタクシーを利用される方が急増していますので、観光地・スキー場・温泉地・イルミネーションスポットなど、地方の各地では移動をタクシーで済ませる観光客・家族連れの需要も増加します。
交通インフラ・公共交通の混雑・終電・代替需要
このシーズン、公共交通機関の混雑・運転見合わせや天候不順で代替需要が出ると、タクシー利用が増加します。
例えば、雨や雪の日、帰宅ラッシュ時などはありがたいことにタクシーが選ばれやすいです。
こうした複数の要因が重なり、11〜12月はタクシー運転手にとって皮肉にも“稼ぎやすい”時期となるわけです。
交通量・渋滞・事故リスクが増す理由と運転手が気をつけるべき点

とはいえ、「只々忙しい=安心・稼げる」というわけではありません。
むしろこの時期は交通環境が複雑化・危険化するため、注意すべき要素も多いです。
道路交通情報はラジオやインターネットを通じて早めに情報をキャッチしておきましょう。
渋滞・混雑が常態化
11〜12月は買い物客で賑わう商業エリア、忘年会帰りの深夜道路、観光スポット周辺のアクセス道路などでは渋滞が発生しやすくなります。
また、年末工事の集中も渋滞の要因です。
渋滞下では「回数」を稼ぎにくく、効率低下=稼ぎに直結する影響もあります。
もし近道を知っているのであれば駆使することをお勧めしますが、とにもかくにも安全運転をこの時期は特に心がけましょう。
(筆者も自分自身に戒めています…!)
昼夜問わず変則的な時間帯が発生
11〜12月は深夜早朝にかけての忘年会終了帰宅、昼の買い物ラッシュ、夜のイルミネーションの帰り…様々な時間帯で人が動きが出ます。
早い話が、全ての時間帯で大勢の人が動いているという事になります。
運転手は時間帯のズレ・予想外のスポット増加に対応できる体制を持つ必要があります。
天候・道路状況の変化
冬の入り口であるこの時期は、雨・雪・路面凍結などの天候変化や日照時間の短さなどで視界や走行条件が悪化しがちになります。
加えて、買い物・観光目的の歩行者増加で“横断・飛び出し”リスクも高まります。
信号機、一時停止や死角、暗い道など…少しでもリスクを感じるようであれば細心の注意を払って運転を行いましょう。
事故・トラブルの可能性上昇
研究によりますと、タクシー運転手の“交通事故・ヒヤリハット”のリスク要因は…健康状態・休憩不足・長時間運転などが挙げられています。
特に年末は疲労蓄積・時間帯変動・混雑という三重リスクが作用しやすいことから、タクシー運転手自身の安全運転・体調管理が一層重要になります。
交通事故は近年、『路上横臥者をはねてしまうケース』が年末によくある例として挙げられています。
忘年会シーズンで泥酔している方が非常に多いので、夜間のハイビーム活用、スピードの出しすぎに注意しましょう。
但し…年末は“稼げる”のも事実。

この時期、大量の需要があるのは事実です。
ということはそれだけ稼げる可能性に満ちているということです。
しかしながら“ただ走る”だけではせっかくのチャンスも逃してしまうかもしれません。
どうせなら効率的な営業スタイルで年末のタクシー営業をしたい。
そう考えるタクシー運転手ほど、稼げるはずでしょう。
需要エリアを先読み
火のない所に煙は立たぬとはよく言ったものです。
タクシー営業もまた、需要エリアを先読みすることで、効率よく稼ぐことができるのです。
例えば…会社帰り・忘年会会場近く・繁華街・観光スポット・ショッピングモールといった人の流れが出るゾーンを把握しておき、待機・待ち構えをすること。
時間帯と場所をセットにして「この時間はここに待機」などパターン化できると回数・売上ともに伸びやすいでしょう。
ただ、惰性走行は他のクルマの迷惑になりますので控えましょう。
休憩・仮眠・体調管理こそ営業戦略!
渋滞や事故リスクが高まるこの時期だからこそ、“疲れを取ること”“集中力を保つこと”が売上と安全の両方に直結します。
この先タクシー運転手に転職を目指す方は「仮眠室」や「シャワー」、など休憩設備が完備した環境がある会社を選ぶのも賢い選択です。
お客様対応・サービスを一歩上に
年末シーズンには一年を通じて荷物の多いお客様・観光客・タクシー利用初心者など“特別感”のある利用シーンが多くなります。
特に忘年会会場や納会、各種パーティ会場へ送迎する機会も増えることでしょう。
丁寧な接客・英語や案内力・スムーズな対応が評価に繋がり顧客満足度向上に役立つ可能性大です。
タクシー転職を考えるならこの時期がベスト!

年末のタクシー営業繁忙期を前にタクシー運転手へ転職する方、あるいは検討している方にとって、実はこの時期はとってもベストなのです。
それは“この時期だからこその条件”があります。
一体なぜなのでしょうか?
繁忙期に入る前に研修・慣熟できる
11〜12月というタイミングでタクシー業界へ転職すれば、繁忙期に備えて環境・営業エリア・会社風土に慣れる時間が確保できます。
ロケットスタート前の準備とでも言いましょうか。この時期スタートすればタクシー業界、怖いものナシかもしれません。
おかげで多くの事を学べましたし、大変な中でも、都内という渦の中に入って仕事ができたこと、誇りに思いましたし色々なストーリーがありました。それにお客様にも助けて頂きました…。
“稼ぎの基盤”こそ安全運転・事故防止
繁忙期だからこそ、安全運転が稼ぎに直結するという視点を持っておくべきです。
・渋滞時・混雑時は焦らず落ち着いた走行を
・積雪・雨・早朝・深夜の走行では慎重な速度・車間確保
・休憩・仮眠を取らずに無理をすると疲労蓄積→ヒヤリハット増加
・車内荷物・観光客同行・夜間帰宅など通常と異なるケースでの注意
・日常から体調チェック・健康診断・休養を怠らない(急な体調悪化も事故原因に)
“稼ぐ”ためには“止まらない営業”ではなく、“安全・効率的・持続的に回す営業”が鍵なのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
11〜12月はタクシー運転手にとって、需要が高まり、稼げる可能性が非常に大きい時期です。
しかしその分、交通量・渋滞・事故リスク・体調リスクも高まります。
だからこそ「どこで・いつ・どの時間帯を狙うか」「休憩・体調管理をどうするか」「サービスの質をどう上げるか」が、稼げる運転手と普通の運転手の差となって現れます。
新たにタクシー業界への転職を考えている皆さんにとっては、11月~12月スタート(乗務)というタイミングはまさにチャンスです。
繁忙期を前に環境に慣れ、稼げる営業スタイルを築くことも大切です。
年末に向けて多くの移動需要を味方につけ、「安全・効率・稼ぐ」を両立させるタクシー運転手として、新たなキャリアをスタートしてみませんか?




