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【有料レベル?!】タクシー業界転職へ大切なこと〜接客・注意・仕事の本質編〜
今回は『タクシー業界転職へ大切なこと〜接客・注意・仕事の本質編〜』をお送りします。
内容的にはタクシー業務における接遇のコツや、利便性が向上している時代だからこそ、これはやってはいけないという事。そしてお金で買えない価値をお伝えしたいと思います。
接客業出身の方や営業畑の方からすれば、独自の接客スタイルが確立されておりタクシーの仕事をいかにうまく応用できるかがポイントになりましょう。
実際は運転しながらの接客ですので、正味イレギュラーなことも多く発生します。
そしてこのタクシー業界は、素直でまっすぐな方ほど成長している印象があります。
筆者もずっとそうありたいと思いますし、天狗の花折れにならぬよう日々精進したいと思います。
今回は濃いィ~内容です。続きは下の有料会員のボタンを押してご覧…な訳ありませんのでどうぞご安心ください!
接客編
それでは接客編に参りましょう。
①月平均12回の出社でOK!タクシー業界転職しませんか?【仕事・生活・収入編】
タクシーは運送業と言われていますが、確かにそれも間違いではありません。
しかし公道を利用してお客様から運賃をいただきお乗せする以上、接客業と言う面も非常に強い仕事であることを決して忘れてはいけないのです。
はじめの1〜2秒で決まる
お客様がタクシーに乗られる時、まずどこを見ると思いますでしょうか?
②月平均12回の出社でOK!タクシー業界転職しませんか?【資格・不安・条件編】
『ちゃんと走る車なのか?』『きれいに磨かれてるか?』、『何色か?』…そんなことではありません。
お客様の心理の奥底には〜私がこのタクシーに乗って目的地までこの人に命を預けて大丈夫だろうか〜という本能が働く以上、どんな運転手さんなのかをまず気にするのがほとんどです。
つまり正解は運転手さんをまず見ます。
そのためお客様がタクシーと目が合った時からもう勝負は始まっています。
手を挙げてタクシーが止まる瞬間やドアを開ける前に笑顔で会釈しましょう。
お客様が乗車したら振り向いて挨拶
次にお客様がタクシーに乗車されたときのシチュエーションで説明します。
タクシードライバー転職の不安…防犯対策、事故、カスハラなど。
もしあなたがタクシーに乗った時、タクシー運転手さんがこちらを振り向かず、無愛想にしてドアを開けたらどんな気持ちになるでしょうか?
実際のところ、お客様自身もタクシーに対してあまり良いイメージを持たれている方は少ないの傾向があり、話を聞くと『過去に悪い対応をされて不快な思いをした経験がある』ということでした。
そんなイメージを払拭するためにもまずタクシーのドアを開けた瞬間、お客様の方へお顔と身体を向けてしっかりと挨拶しましょう。
お客様が『え?なにこのタクシー運転手?』と思わせたら勝ちです。
(全てのタクシー会社では無いですが、まだまだタクシー運転手の接遇は悔しい事にそこまでのレベルという現状も垣間見えますよね…)
会釈・相槌・頷き・目線を合わす
お客様がタクシーに乗車されて、目的地に着くまでお話をされたりすることもよくあると思います。
タクシーの営業方法のコツ①【特別区武三編】平日土日営収10万プレーヤーダブル達成カケルが一部伝授!
お客様の方からお声をかけられたり、質問をされたり目的地を尋ねられたりすることも当然ながらあります。
その際とても大切なことがあります。それは会釈・相槌・頷き・目線を合わすことです。
とかく運転中ですと安全上不可能な所作もあるのですが、なるたけできるように心がけていきましょう。
これら接客の所作はかなり大切ですのでしっかり覚えておきましょうね。
必ずお礼&お声がけ
お客様が運賃の精算をされてタクシーをお降りになる際は、必ずお礼の言葉をお伝えしてドアを開けしましょう。
この時、お釣りや領収書をお渡しする際も必ず目と身体を合わせ、ドアを開ける前に注意喚起を促すことを忘れずに行ってください。
また、タクシーは車内のお忘れ物が非常に多いのでお客様がお降りになる直前に、『お忘れ物は大丈夫ですか?』とお声をかけることも非常に大切です。
注意編
全国のタクシー運転手は現在、約23万人いると言われています。
そのうち東京特別区ではおよそ6万1千人余りがタクシー運転手として活躍しており、19歳から70歳代後半までの男女問わず国籍関係なく公道を拝借しお客様から運賃をいただき日々お給料を稼いでいます。
当然ながら良い事も有れば、悪い事もあるのが仕事の常です。
こんな便利な時代だからこそ注意事項も含めて、タクシー運転手としてやってはいけないことを記しました。
※交通ルールを遵守する旨は当たり前ですので、ここではあえて書いておりません。ご了承くださいませ。
休憩時は回送にすること
タクシー運転手は隔日勤務の場合ですと休憩が3時間あります。
その中で1時間を分散して休憩取られる方もいらっしゃれば、2時間と1時間で取られる方もいらっしゃいます。
組み合わせに決まりはなく自由なのですが、休憩中には食事も含め仮眠を取る方も当然いらっしゃると思います。
営業所の外でタクシーを路上駐車禁止区域外の場所で停車して仮眠を取る際は、必ず回送表示にしてください。
間違っても空車表示のまま休憩を取ったり仮眠をしてはいけません。
理由はもうお分かりだと思います。
回送でお客様が乗ろうとしたら「今休憩中なんです」と大義名分は通りますが、空車の場合ですと『営業しています』という意思表示になります。
そのためお客様が知らずに乗車してくる可能性が非常に高く、それでも空車表示ですと運送約款上お客様に「今休憩中なんです」と拒否することができません。
くれぐれもご注意しましょう。
むやみにSNSに書かない
筆者もタクシー運転手をするようになり気づいたことがあります。
それはSNS(特にXなど)では現役のタクシー運転手(俗に言う“タクドラ”)のつぶやきが山のように溢れています。
内容は『美味しいお店で食事』や『お客様からのありがたいお言葉』…くらいならまだ全然良いのです。
が、『過度な売り上げ自慢(気持ちはわかるので数字と経緯くらいなら良いと思うんですが)』『こんなひどいお客様がいた!』『このタクシー会社のこの運転手は×××』ですとか、中には場所やタクシー会社を特定したりするなど見るに耐えないような汚い言葉を使ったつぶやきも非常に多く見られます。
正味タクシー運転手と言うよりも社会人としての品位に欠けるような内容が著しく目立つのが現状で、本当に恥ずかしい限りです。
同業者として色々と愚痴を吐きたい、こぼしたい気持ちは痛いほどわかるのですが…SNSは不特定多数の方が世界中で見ているリソースです。
発言には大いに気をつけて発信しましょう。
ですが愚痴系は一切書きませんよ!
著名人のプライベートは大切に
以前タクシー会社で『仕事をして嬉しかった事はなんですか?』と言うインタビューをタクシー運転手の方にした際、その中の1つとして出てた回答に『芸能人の◯◯さんを乗せたこと』『スポーツ選手の△△さんを乗せたこと』と言う話が出てきました。
その時ものすごく盛り上がったのを覚えています。
確かにテレビの向こうやネット、雑誌の中で見る人たちですので、実際に乗車されるとテンションが上がる気持ちはわかります。
実際筆者も遭遇しましたら、それはもう嬉しいと思います。
ただし我々はプロのドライバーです。
芸能人であろうが、スポーツ選手であろうが、誰であろうと“目的地まで快適にお届けするのが仕事”です。
ここでもし出しゃばって品位に欠けるようなことをお客様に対して喋ってしまったり、上述のようにSNSで晒したりしてしまってはタクシー運転手はおろかタクシー業界のイメージもこの先上がる事はないでしょう。
※ご本人様の許可を得ているのであれば別ですが…。
また恐らく、いつものようにバラエティー番組でタレントさんが『先日こんなタクシー運転手に出くわしたんですけど!』という話で恰好のネタになってしまうサイクルが続くと思います…筆者はこれを非常に懸念しています。
本当に気持ちは理解できるのですが、たとえ著名人であれお客様も人間です。
他のお客様と変わらず対等のサービスを心がけましょう。
仕事の本質編
唐突ですが皆さんは『生きるために仕事をする』のでしょうか?
それとも『仕事をするために生きる』のでしょうか?
タクシーの仕事は確かに面白い仕事ですし、稼ぐことができる仕事です。
同時に安全面を重視しなくてはいけない仕事でもあり、つまるところ自己管理が大切という事に行きつきます。
ここでは仕事の本質についてまとめています。
やりがいを得られる
タクシー運転手の仕事内容は、業務内容はお客様をお乗せして、目的地まで快適に送迎することです。
ほんの5分10分程度の出会いですが、お客様にとっては移動の際の重要な足となります。
私たちは日々タクシー運転手としてお客様の需要に応えると言う時間軸で働き車を走らせていますが、お客様は違います。
お客様は1日におけるストーリーの中で、もしかしたら『タクシー』という移動手段を使わなければ、この先成し得ない出来事があるのかもしれません。
そのワンシーンにタクシー運転手がお客様をおもてなしし、目的地まで送迎すること…これは何事にも変えがたいやりがいを感じることと思います。
幸福度が高い
上述のようにやりがいと繋がりますが、お客様がタクシーを求めていて、その期待に応え目的地まで快適に送迎できたとき、お客様はその対価に対して運賃をお支払いされます。
そして『ありがとう。』『助かりました』とタクシー運転手さんに仰ってくださることが多いのです。
これは筆者もタクシーの運転手の仕事を始めて改めて気づかされましたが、『こんなにやりがいがあってお客様からお礼のお言葉を頂くお仕事は世の中にそうないのではないかと実感しました。
タクシー運転手のお仕事は皆さんの思っている以上に、社会的貢献度と幸福度が高く感じられる仕事だと思います。
タクシー会社で以前運転士さんにインタビューをした際も同じことを話していたのを思い出しました。当時は生意気にも胸の内『稼ぐことよりもそっちの方が嬉しいのかな?』思っていた自分が今となっては恥ずかしく思えます…。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
接客、注意事項、仕事の本質…タクシー運転手として働く際に大切な内容をまとめてみました。
今回はなかなか有料級な内容だったと思います笑。
とかくタクシーの求人サイトや広告を見ますと、収入面をクローズアップしているものがどうしても多く、なかなか本質というものが垣間見えないところではありますよね。
そのため、現役タクシー運転手である筆者が実際現場で起こっている内容、経験を踏まえつつ記してみました。ぜひ参考にしていただければ幸いです。