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沖縄本島でタクシー運賃改定。2023年9月中を目途に。

沖縄本島でタクシー運賃改定。2023年9月中を目途に。

一昨年からタクシーの運賃改定ラッシュが続いています。

タクシー事業者およびタクシードライバーは初乗り運賃の改定によって、タクシー利用の明暗が分かれる地域が顕著となり、今後の社会情勢も含め様々ば動向がきになるところですが、この度国内有数のリゾート地でも運賃改定の動きが出ました。

沖縄本島でタクシー運賃改定。2023年9月中を目途に。

沖縄県のタクシーを管理する『内閣府沖縄総合事務局』は2023年9月中を目途に運賃改定を実施する見込みです。

2023年2月24日時点で沖縄本島の法人タクシーからの運賃改定者数が、車両全体の41%超の1,225台(22社)となっており、総事局の審査が開始される7割を近くに到達すると見込んでいます。

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初乗り運賃は40円値上げを予定

沖縄本島の初乗り運賃は現在、1.75キロあたり560円となっています。

今後は1.179キロあたり600円の値上げを予定しており、初乗り運賃の値上げにして概ね40円の値上げとなります。
また、「初乗り」&「加算」双方の運賃を加味した増収率は25.14%となります。

この度の運賃改定は同年2月1日、沖縄本島の島尻郡南風原町に所在する県内車両保有台数トップのタクシー事業者「三和交通」からのより申請があったとのことです。

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沖縄県がタクシー運賃改定する理由

昨今、全国レベルで発生している「運賃改定」ですが、理由を聞くとほぼ同じ内容なのが正直なところ。

コロナ禍というベクトルに石油高騰・物価上昇・ニューノーマルタクシー導入の設備投資など…。
しかし、沖縄県では地元ならではの理由が発生しているようです。

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稼働率の問題

沖縄県のタクシー事業者では現在、保有台数の稼働率も下降しております。

現在の沖縄県ハイヤー・タクシー協会全体での稼働率は60%前後という水準で、この数字はコロナ禍前に比べ10ポイント減少とのことです。

現在沖縄県内の法人タクシー事業者全体の車両数は約3500台となっており、昼勤務と夜勤務の2乗務体制を敷いている沖縄県ではそもそもタクシードライバーが※人手不足という状況でした。
(※通常1万人前後が必要となりますが、2019年頃でも沖縄県内のタクシードライバーは約6,000人。)

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顧客ニーズに応えれない状況

コロナ禍の影響は全国各地共通ですが、その余波は地域によって異なります。

沖縄となると観光地という特性上、大きな代償が発生したのは否定できません。
タクシードライバーの高齢化やコロナ禍による離職によって人材不足が深刻となっています。

するとせっかくの制限解除で飲食店などへの人出が戻りはじめたり、観光客の増加傾向が続く最中でも地元タクシー事業者の中では曜日や時間帯によっては顧客のニーズに応えられない事態が既に発生しています。

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各地と同じく「燃料費」「物価」高騰の波

もちろん、沖縄県でも「石油高騰」と「物価上昇」が拍車をかけています。

以前のニュースでも再三この折は触れましたが、新しいところでは春以降の電気料金引き上げがタクシー事業者にとっては悩ましい部分です。
コロナ禍で感染防止対策を施したタクシーやキャッシュレス対応機器の導入もそうですが、10月から開始するインボイス制度の導入に合わせた機器導入・更新もあり今後は淘汰の波が起こるかもしれません。

「各社ともに経営状況はかなり厳しい。乗務員と利益確保のためには値上げするしかないだろう」
【沖縄県ハイヤー・タクシー協会会長 東江 一成 氏 】

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これから~Opinion~

沖縄県の観光復活は国内でも期待が高まる需要なだけに、県内の公共交通機関の活性化は死活問題と言えましょう。

県内のモノレール「ゆいレール」の3両化など、需要拡大へ向けた動きも活発化する中、レンタカー料金の高騰でタクシー需要が増加したという話も聞きます。
運賃改定は東京での成功例があるように、沖縄県という観光地がもつ特性も活かしてタクシードライバーは「接遇」を重視していけば、収入にも反映はしていくのではないでしょうか。
インバウンドが復活し出した今だからこそ、沖縄県の更なるイメージアップとタクシーが魅力ある仕事と思っていただけるよう力の見せどころです。

また最近、現役タクシードライバーの方から相談を頂いた中で「都心で乗務しておりIターン転職のような形で郊外・地方で働こうか悩んでいる」という相談をいただきました。

「都市と違う働き方をしなくてはいけない、だから心配だ」という内容なのですが、結論「やりよう」だということでまとまりました。
無論、都市部と同じような営業を今回の沖縄県のような観光地をはじめ地方で行うのは正直なところ不可能に近いのですが、地域の情報や特性を深く理解することによって「どんな方が利用するか」「今、どんな時間帯か」「どんな状況なら利用してくれるか」などを考えることも大切ですし、人との結びつきも大切にしなくてはいけなかったりします。
確かにタクシードライバーは『一期一会』のお仕事ではありますが、地域密着ですとまた少々話が変わってきますよね。この相談は非常に考えさせてくれる内容でした。ありがとうございます。

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