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タクシー運転手として覚えなければいけないこととは?

タクシー運転手として覚えなければいけないこととは?

タクシー運転手になろうと考えている人にとっては、何を覚えればいいのか、何を勉強すればいいのか、悩みが尽きないかもしれません。ここでは、タクシー運転手が覚えておいたほうがいいことを挙げてみたいと思います。

地理を覚えることは第一ステップ

【1月】タクシー運転手として覚えなければいけないこととは? (2)
タクシー運転手で最も覚えなければならないことの1つが、地理です。地理に不慣れだと、乗客を乗せた状態で道に迷ってしまったり、最短距離ではないルートを通って、乗客からわざと遠回りしたのではないかと不満をもたれる原因になる可能性もあります。そのような事態は地理に詳しければ防ぐことができます。

但し、地理を覚えるといっても、日本全国各地をくまなく覚える必要はありません。自分自身が働こうとするタクシー会社の管轄エリア内の地理を勉強することから始めましょう。

地理で重要なのは主要道路とランドマーク

管轄エリア内の地理を覚えるといっても、地図を広げてみたりカーナビをじっくりスクロールしてみても、情報が多すぎて何から覚えたらいいのかと感じるかもしれません。

最初は、国道や都道府県道などの幹線道路です。その際、国道については「国道1号」といった具合に番号表記が付いています。道路には名称がつけられている場合がありまので、乗客は道路名称で希望ルートを運転手に伝える場合があります。

国道や大きな道路の名称は、できる限り頭に入れておくようにしましょう。ランドマークについては、市役所や区役所、あるいは駅や主要な病院などを覚えておくと、乗客とのコミュニケーションや目的地への輸送がスムーズになります。

渋滞しやすいルートや時間帯を覚える

道路によっては、朝晩の通勤ラッシュで大混雑したり、開かずの踏切があったり、あるいは交通規制が時間帯によって変化するところもあったりします。そのような情報も、少しずつ覚えていくようにしましょう。

乗客が現れやすい場所や時間帯を覚える

【1月】タクシー運転手として覚えなければいけないこととは? (1)
タクシー運転手は、道路を流しで走行して、乗車希望客を発見して乗せるのが重要な業務の一つです。ただ、やみくもに街中を走り回っているよりも、乗車希望客が現れやすい場所や時間帯を知り、タイミングを見計らって出向いたほうが、乗車希望客に遭遇する可能性が高まります。

これは、街中を走っている際に人の動きなどを注意して見てたり、行動を予測しましょう。終電後、終バス後の駅やオフィス街、飲み屋街など自力では帰りにくい人をターゲットにするといいでしょう。

タクシー運転手の記憶力

タクシー運転手は膨大な量の情報を頭に入れておかなければいけません。複雑になった道路や一方通行の道路など数えだしたらきりがないほどの情報があります。

ベテランのタクシードライバーともなればたくさんの情報が頭に入っているという状況です。ロンドンの学者の研究では、一般人と比べて、より職歴が長いベテランタクシー運転手の方が脳の「海馬」が発達している傾向があるという結果も出たほどです。

タクシー運転手は自分で調べるだけでなく、お客様からの情報など五感から感じ取って脳に記憶しているのです。

これからタクシー運転手になろうと考えている人はたくさんの人と関わり、情報を取り入れて、入り組んだ複雑な道路を覚えていきましょう。

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