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退職届と退職願の違いとは?特徴・メリットについて紹介します

退職届と退職願の違いとは?特徴・メリットについて紹介します

この記事を読んで分かること

・退職届と退職願の違い

この記事は8で読み終わります

専属ライターO
専属ライターO
【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

「退職届を出したいけど書き方がわからない」
「そもそも退職届と退職願の違いは?」

このように退職届や退職願について知りたいと思っていませんか?
名前を聞いたことはあっても、これらの違いや書き方を知っている人は少ないでしょう。

そこで本記事では、退職願・退職届の違いと書き方を解説します。
後半では退職の際の注意点もご紹介しますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

退職願・退職届の違いとは

退職願と退職届は、いずれも会社に対して退職したい旨を伝えるための書類です。しかし、退職願と退職届では意味や目的が異なります。

各書類の違いについて、正しく理解しておきましょう。

退職願

「退職願」は、会社に対して退職を願い出るための書類です。
言い換えると、会社に退職意思を伝えるための書類ともいえます。

必ずしも「退職願」を提出する必要はなく、口頭で退職意思を伝えても構いません。
ただし書面で退職を願い出ていると、退職の申し入れをした根拠にできます。

退職交渉の時間が短いときなどには、交渉が難航しやすいです。
このような場合には、「退職願」を提出しておくとよいでしょう。

退職届

「退職届」は、退職が認められたあと、退職手続きのために届け出る書類です。
自身の退職を会社に通告するために提出をします。

会社規定の「退職届」があることも多く、この場合はフォーマットに従って記入をします。
提出先も会社ごとに異なるので、指定の用紙の有無と合わせて上司に確認しましょう。

「退職届」が会社に受理されたら、撤回できないことがほとんどです。
自身で退職の意思を固めたあとに、「退職届」を提出するようにしてください。

退職願・退職届の書き方

続いて、退職願・退職届の書き方を解説します。
まずは、退職願の書き方から確認していきましょう。

退職願

退職願の書き方は、以下のとおりです。

・中央寄せで「退職願」と書く
・一行あけて、一番下に「私儀」もしくは「私事」と書く
・本文(退職理由・退職日)を書く
・退職願を提出する日付を書く
・所属部署と名前を書く
・宛名(会社名と代表者名)を書く

本文には、退職理由と退職日を記載してください。(例文は後述)

自己都合退職の場合の退職理由は、「一身上の都合」と書きます。
また「退職願」の本文の文末には、「お願い申し上げます」と記載します。

所属部署と名前は、宛名よりも下の位置に記入してください。
名前の下に捺印することも、忘れないようにしましょう。

宛名には、代表取締役社長の名前を書くことが一般的です。
自分の名前よりも上の位置に書き、敬称は「殿」にしてください。

本文の例(退職願)

この度、一身上の都合により、
令和◯年〇月〇日をもって退職いたしたく、
ここにお願い申し上げます。

退職届

退職届の書き方は、退職願とほとんど変わりません。
退職届を書く際に注意が必要なのは、以下の3つです。

・冒頭文
・本文(退職日)
・本文の文末

基本的なことですが、冒頭分には「退職届」と記載します。

「退職届」の本文に記載する退職日は、上司と合意した日付を書きましょう。
「退職願」で記載した退職希望日と異なる可能性があるので、注意が必要です。

そして「退職届」の本文の文末には、「退職いたします」と記載します。
「退職願」と文末が異なるので、間違いないように注意してください。

本文の例(退職届)

この度、一身上の都合により、
令和◯年〇月〇日をもって退職いたします。

退職の際の注意点

ここまで、退職願・退職届の違いと書き方について解説してきました。
最後に本章では、退職の際の注意点を3つご紹介します。

・会社の就業規則を確認しておく
・余裕のある退職スケジュールを立てる
・周囲への配慮を忘れない

注意点1:会社の就業規則を確認しておく

退職をする際には、まずは会社の就業規則を確認することが大切です。
なぜなら就業規則には、会社を退職する際のルールが記載されているからです。

具体的には、退職願の提出期限や退職願の提出方法などが書かれています。
会社のルールを知らないで退職願を提出すると、会社に受理されずトラブルに発展してしまうかもしれません。

とくに、退職願の提出期限は会社ごとに異なるので注意が必要です。
順調に退職交渉を進めるためにも、会社の就業規則を必ず確認しておきましょう。

注意点2:余裕のある退職スケジュールを立てる

円満退職をしたいなら、余裕のあるスケジュールを立ててください。
退職意思を伝えてから退職日までの期間が短いと、会社とトラブルが起きやすいです。

トラブル発生を防止するためにも、退職の流れを把握してスケジュールを立てておきましょう。
一般的な退職の流れは、以下のとおりです。

・上司へ退職したい旨を伝える
・退職願を提出する
・退職日を調整する
・正式に退職決定後、退職届を提出する
・業務の整理・引き継ぎをおこなう
・関係者へ挨拶・備品を返却する

円満退職したいなら、2ヶ月前までに退職を申し出ると安心でしょう。
2ヶ月あれば、業務の引き継ぎに支障が出ることは少ないです。

気持ちよく転職先で働き始めるためにも、退職スケジュールには余裕を持ちましょう。

注意点3:転職先の情報は共有しない

退職をする際には、転職先の情報を伝えないことをおすすめします。
転職先の社名などを伝えた結果、トラブルに発展するケースは少なくありません。

たとえば、現職と交流のある会社に転職する場合、転職先の企業にネガティブな情報を送られてしまうことがあります。
そのほか、転職先の方が知名度が高い場合、同僚から妬まれてしまうこともあるでしょう。

職場のなかには、あなたの転職をよく思わない人がいるかもしれません。
どんな転職先であっても、社名などを伝えるのは避けるようにしましょう。

まとめ

今回は退職願・退職届の違いと書き方について解説しました。

退職願と退職届では、書類の意味や目的が異なります。
各書類の違いや一般的な書き方を知って、正しく書類を作成しましょう。

またトラブルを起こさず円満退職するためには、就業規則を確認したり、余裕を持ってスケジュールを立てたりすることも大切です。
新たな職場で気持ちよく働くためにも、適切な方法で退職手続きをおこないましょう。

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専属ライターO
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【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

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