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転職前に知っておくべきタクシードライバー面接前に覚えておくこと(特徴・ポイントも紹介します)【再掲2020完全版】

転職前に知っておくべきタクシードライバー面接前に覚えておくこと(特徴・ポイントも紹介します)【再掲2020完全版】

この記事を読んで分かること

・タクシードライバー面接の特徴

・タクシードライバー面接のポイント

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この記事は過去の面接カテゴリ
・採用率UP!タクシードライバーの面接時に大事なポイント!

採用率UP!タクシードライバーの面接時に大事なポイント!

・タクシードライバーの面接で聞かれることを理解して合格!

タクシードライバーの面接で聞かれることを理解して採用!

・どう克服すればいい?タクシードライバーになりたいけど面接が苦手

どう克服すればいい?タクシードライバーになりたいけど面接が苦手

・病気でもタクシー運転手に採用される?病歴がある時の面接時の対応方法

病気でもタクシー運転手に採用される?病歴がある時の面接時の対応方法

・運転履歴の重要性!タクシードライバーが面接前に覚えておくべきこと

運転履歴の重要性!タクシードライバーが面接前に覚えておくべきこと

・転職前に知っておくべきタクシードライバーならではの面接の注意点

転職前に知っておくべきタクシードライバーならではの面接の注意点

をまとめて最新版に編集した記事です。

専属ライターO
専属ライターO
【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

・タクシー運転手の面接の特徴は何だろう?
・どんなことを聞かれるのか?

このような悩みを抱えた事はありませんか?

タクシー運転手という職業は仕事内容や給料など特殊な面が多いので、実際の面接でどんなことが聞かれるのかイメージしずらいですよね。

この記事では、そんな悩みや不安を大手タクシー会社「日本交通」に勤めていた私が解説していきます。

具体的には以下の内容で解説していきます。

・タクシー運転手面の特徴
・面接で大事な4つのポイント
・面接で聞かれること
・面接で問題がある場合の対処法

1 タクシードライバー面接の特徴

タクシー業界に転職しようとする人にとって、大きな関門となるのが面接です。

ここでは、どのようにすれば採用担当者の印象を良くし、採用内定に近づくことができるのかを解説します。

具体的なタクシードライバー面接の特徴は以下の通りです。

・タクシーは接客業である
・長所と短所は表裏一体
・喫煙者は要注意

1-1 タクシーは接客業である

タクシーという業種は、第一義的には運輸業です。その最前線で働くタクシードライバーは、「お客様を安全かつ快適な運転で迅速に送り届ける」という使命を持っています。加えて、近距離・遠距離に関わらず、タクシーを気軽にどんどん利用してもらうという、業界としての取り組みもなされています。

近年では、横柄な接客態度や荒っぽい運転といった、旧来のタクシーのイメージからの脱却に努めており、着実に成果を上げてきています。そのため、「タクシーは、運輸業であり、サービス業でもある」というのが業界内外の常識となっています。タクシーがサービス業とみなされるということは、単に運転ができれば済むという話ではなく、よりいっそうレベルの高い接客態度が求められることを意味します。

採用担当者にとっての面接とは、「安全運転と丁寧な接客をしてもらえるか」を探る場であると言えます。タクシーが接客業である以上、お客様へのあいさつは必須です。とくに、「ご乗車ありがとうございます」という感謝のお礼を述べることは、タクシードライバーの基本です。お礼も言わない事務的な接客態度では、お客様に不快感を与えかねません。そのため、面接の際には、「本日は面接の機会をいただき、ありがとうございます」といったお礼をきちんと言える人物かどうかも、採用担当者からチェックしていました。

1-2 長所と短所は表裏一体

面接では、ほぼ必ずと言っていいほど、応募者自身の長所や短所について尋ねられます。その際に、ネガティブな人物との印象を与えるのはよろしくありません。よりレベルの高い接客サービスを目指すうえでは、過度に後ろ向きな性格の人物よりも、明るく前向きな性格の人物を採用したいと企業側は考えます。

但し、物静かな人物が不利で、イケイケドンドンの乗りのいい性格の人物が有利というわけではありません。何事においても、長所と短所は表裏一体です。

たとえば、「慎重な性格」は意思決定が遅くなるなど、とかく短所とみられがちですが、慎重ゆえにしっかりと吟味した状況判断を行えれば、それは長所に化けます。ですので、面接で短所を説明する際には、自覚している短所のみをストレートに伝えるよりも、「短所でもありますが、それを上回る長所でもあります」という切り口で具体的なPRができると、採用担当者に与える印象は違ってきます。

そのためには、日ごろから自分自身の性格を分析し、短所が転じて長所となる具体例を把握しておくことが大切です。もちろん、長所についても注意が必要です。

たとえば、「堂々とした性格」は長所とされがちですが、度が過ぎると「横柄」「自信過剰」といったマイナスイメージを与えかねないため、短所にもなりえます。長所を述べる場合も、それが欠点になると思われないよう、謙虚さを含ませた説明に努めましょう。

1-3 喫煙者は要注意

かつてはタバコの臭いが当たり前だったタクシーも、受動喫煙防止の観点から、今では全国すべての都道府県で全面禁煙が進んでいます(一部タクシーを除く)。乗客だけでなくドライバーも、タクシーの車内ではタバコを吸えないことになっています。

そのため、ヘビースモーカーのドライバーの場合は、何度も車外に降りてタバコを吸うことになり非効率的ですし、駐停車違反に該当する恐れもあります。しかも、衣服や呼気がタバコ臭くなることから、乗客から苦情がくる可能性もあります。

こういった問題を回避するため、大手タクシー会社の日本交通でも非喫煙ドライバーの積極採用に加え、喫煙ドライバーに対しては禁煙を奨励するケースもみられます。

このような事情から、面接では喫煙の有無を問われる可能性がありますし、そもそも面接の段階でタバコ臭を放っている応募者は、大きなマイナスとなりかねません。少なくとも自宅を出てから面接が終わるまでは、タバコを控えるようにしましょう。

2 面接で大事な4つのポイント

ここまで、タクシードライバーの面接の特徴について紹介してきました。

ここでは、実際の面接で大事なポイントについて解説していきます。

面接で大事なポイントは以下の4つです。
・業界について調べておく
・履歴書・職務経歴書はしっかりと丁寧に
・服装はスーツやジャケット
・タクシードライバーは接客業!言葉使いは丁寧に

2-1 業界について調べておく

タクシードライバーの仕事は、1日の勤務時間が長かったり、日勤・夜勤・隔日勤務と多様な種類のシフトが存在したりと、特殊な勤務形態での勤務となります。給料も歩合制であることがほとんどで、毎月決まった金額を貰うことが出来るというわけでもありません。

一般的な企業の会社員とは、給料のシステムも、働き方も大きく違ってきます。
そのため、タクシー業界に入ろうと思うのであれば、事前に給料がどのように支払われるのか、勤務時間はどうなのかといったタクシー業界ならではの事は調べておくべきでしょう。特に給料の歩合率は各タクシー会社によって異なりますので、面接時に少しでも質問できるようにしておくのが無難です。タクシー業界には専門用語などが数多く存在していますので、そういったことについて聞くのも良いでしょう。

一般的な企業とはあらゆる面で大きな違いがあるので、予備知識もなく始めてしまうと、自分の理想と現実のギャップに苦しむことになる可能性もあるので、気になる点は面接で聞けるように、しっかりと調べてから面接に臨みましょう。

2-2 履歴書・職務経歴書はしっかりと丁寧に!!

履歴書と経歴書は、みなさんの熱意を伝えるための大切な“武器”です。
特に書類選考があって、最初に履歴書と経歴書を送ってくださいとお願いされた場合、そこから面接は始まっているのだと思い、履歴書と経歴書で如何に採用担当の方に「会って話をしてみたい」と思わせる事が出来るかが鍵となってきます。

読む側の事を考えて、読みやすい文字で書いてあるのか。その場しのぎの適当な事ではなく、面接時に聞かれた場合も答える事が出来るような、ちゃんとした内容にしているのか。そういった当たり前な事が、面接ではとても大切な要素となってきます。適当で雑に書いた物よりも、たとえキレイとは言えなくても、丁寧にしっかりと書いてある物の方が、みなさんの熱意を伝える事が出来ますので、履歴書や職務経歴書は読まれる事を意識して、出来る限り丁寧に書きましょう。

2-3 服装はスーツやジャケットで!無いのであれば事前に連絡を!!

面接時の服装は、一般的な会社と一緒でスーツやジャケットを着用するのが基本です。

もし、面接までの準備することが出来ないのであれば、事前にその旨を伝えましょう。スーツやジャケットを持っていないからといって、連絡も無しに行ってしまえば、常識がなく社会人としてのマナーがないと思われ、大きなマイナスポイントになってしまうので、用意が間に合わないと分かった時点で連絡しましょう。

もし、転職相談などを経由しているのであれば、そちらの担当の方にどうすれば良いのかの確認を取ってみるのも良いかもしれません。

もちろん、服装以外の身だしなみも大切です。髪の毛は整えてあるか、髭などの剃り残しはないかといった箇所も重要となってきます。見た目というのはとても大事な要素となりますので、面接の際は、“清潔感”を意識した身だしなみで、好印象を与えられるようにしましょう。

2-4 タクシードライバーは接客業!言葉遣いは丁寧な言葉を意識!!

タクシードライバーは、お客様を乗せて目的地へと運ぶため、長距離のトラックドライバーなどとは違い、お客様と関わる事が多く存在する接客業です。
そのため、面接時には、きちんとした言葉遣いが出来ているかはかなり重要視されます。

入退室時の挨拶や、面接中の話し方や仕草などを面接担当の方はチェックし、中にはフランクに話しかけて、求職者の対応を見るなんて事をする場合もあります。

面接中は、緊張で上手く話すことが難しいかもしれませんが、出来る限り正しい日本語を使い、尊敬語や敬語といった部分にも注意しながら話すようにしましょう。
タクシードライバーという仕事は、未経験者の方でも高齢の方でも始められ、一般的な定年を過ぎても働くことが出来る、珍しい職業の一つです。

そのため、一度タクシー業界に入ってしまえば、一生の仕事にする事も可能なので、タクシー業界に入る為の関門の一つである面接でしっかりと結果を出すためにも、上記に書いてある事は、最低限出来るようにしてから面接に臨みましょう。

3 面接で聞かれること

ここまで、面接のポイントを紹介してきました。
しかし、実際にどんなことを聞かれるのか知りたい方も多いと思います。
ここでは、面接で聞かれやすい内容を紹介します。

具体的には以下の6つです。
・長所や短所
・志望動機や転職理由
・事故歴や違反歴
・健康状態や飲酒習慣
・会社に対する意見
・会社に対する質問

3-1 長所・短所

長所・短所は面接で聞かれることが多いです。とくに短所は内容をそのまま答えるのではなく、短所を補うために行っていることも答えましょう。「短所は✖✖です。ただ、○○をするために△△を行っています」というイメージです。

3-2 志望動機や転職の理由

志望動機や転職の理由も聞かれます。答えるときはネガティブな理由を言わないことが大切。面接官からは悪いイメージを持たれやすいからです。

「前職が嫌だったから転職をした」という理由ではなく「タクシー業界に憧れて転職をした」というようにポジティブな内容を発言してください。
ただ、ウソをつくと面接中に矛盾点が生じて面接官からの印象を悪くする恐れがあるため気をつけてください。

3-3 事故歴・違反歴

事故歴・違反歴が多いと、不採用になる確率は上がります。しかし、ウソをついても隠し通せるものではありません。仮にウソをついて採用されたとしても、在籍中にバレて解雇される恐れもあります。真実を堂々と伝えることを忘れないでください。

3-4 健康や飲酒習慣

健康状態や飲酒運転について質問されるケースもあります。既往歴がある場合は、完治する可能性があるか?完治までどんな経過をたどったか説明するのも大事です。なかには持病を隠す人もいますが、健康診断表の提出を求められることが多いため隠すのは難しいです。

持病があるからといって、100%面接で落ちるわけではありません。前向きな気持ちを持っていただければと思います。

3-5 会社に対する意見を求められる

会社に対してネガティブな内容を伝えると面接官に悪印象を与える恐れがあるため、ポジティブな印象を伝えた方が良いです。答えた意見に対して根掘り葉掘り質問されるケースがあるため、適当な内容を伝えるのは辞めましょう。

3-6 会社に対する質問がないか聞かれる

質問は必ず行うべきです。ただ、公式サイト内に載っていることを聞くと「会社研究を何もしていないな」と面接官から思われてしまい不採用の確率が上がります。また、お金関連の質問も印象を悪くする恐れがあるためタブーです。

公式サイト内に載っていない情報で、かつ仕事への意欲が高いことをアピールできる質問をしてください。

4 タクシー運転手の面接で問題がある場合の対応

ここまで、タクシー運転手の面接の特徴・ポイントなど解説してきました。
しかし、タクシー運転手は長時間の労働形態になることが多いため、病歴など問題がある場合があります。

ここでは、問題がある場合の対応法について解説していきます。

具体的な内容は以下の通りです。
・お客様の命を預かるのがタクシー運転手の務め
・病歴があっても健康維持に努めていることをアピールする
・ヘルニアなど完治している場合の面接対応
・運転履歴に問題がある場合の対処法

4-1 お客様の命を預かるのがタクシー運転手の務め

まずはどのような理由で、病歴があると不採用になりやすいのかをみていきます。糖尿病や心臓疾患、肝硬変などは突発的に発作を引き起こす恐れがあります。

また、ヘルニアなどの腰痛も長時間座るタクシー運転手には辛い仕事になります。
上記のような病歴がある場合、運転中に症状が悪化すると自分だけの問題では済みません。

タクシー運転手はお客様を乗せています。これはお客様の命を預かっていることになりますので、タクシー会社は時として病歴のある応募者を不採用にするケースがあるのです。

だからといってタクシー運転手になれないかといえば、そうではありません。上記の病歴があってもタクシー運転手として採用されるケースもあります。
面接で嘘を付いて病歴詐称しても、健康診断でバレる可能性は高くなりますし、信用を落とすことにもなるのでやめておきましょう。

4-2 病歴があっても健康維持に努めていることをアピールする

面接では必ず健康状態について質問されます。まずはきっぱりと毎日の運転(仕事)に支障がないことを伝えます。
その上で病院から治療を受けており、症状の進行を抑えていれば医師に診断書を書いてもらって仕事に支障がないことを証明してもらいましょう。

面接では「○○の病歴がありますが、○○病院で医師の診察・治療を経て、今では一般生活はもちろん、仕事でも支障をきたすことはありません。」と伝えましょう。

「食生活を改善しており、毎日健康であることを意識しています」といった現在健康維持に努めていることをアピールすれば面接官の心象も良くなります。
回答がしどろもどろになってしまうと印象が悪くなります。今は問題ないということに自信を持ってハキハキと答えましょう。

面接官は健康状態や応募者の健康意識を特に見ています。調子が悪いときは自己申告しなくてはなりませんので、毎日健康を意識している運転手は重宝されます。

4-3 ヘルニアなど完治している場合の面接対応

ヘルニアなど完治しているケースでも、治療を担当していた医師に事情を説明し、診断書を書いてもらいます。

「現在は日常生活でも全く支障がなく重い荷物を持てる」「少しでも違和感があればすぐに病院に行くようにしているう」「長時間のドライブでも痛みはない」などと、面接官に丁寧に説明しましょう。

病歴を隠さず、タクシー会社に診断書を提出すれば、採用への道も開けてくるでしょう。

4-4 運転履歴に問題がある場合の対処法

但し、運転履歴が芳しくない人は、タクシードライバーになる道が一律に絶たれてしまうということではありません。

たとえば、交通事故を4年前に起こしたものの、以降は無事故・無違反を継続しているような場合、事故を教訓とし安全運転に徹している人物だとプラスの評価をしてもらえる場合もありますので、その旨を面接担当者にしっかりと伝えるようにしましょう。

もし、大手のタクシー会社では運転履歴の内容を理由に採用を断られたとしても、中小の会社であれば大目に見てもらえる場合もあります。あきらめずに応募してみると、道が開ける可能性が高まるでしょう。

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専属ライターO
専属ライターO
【この記事の制作者】

日本交通グループに1年勤務、DSP(ディスパッチャー日本交通タクシー乗り場の管理)・新卒採用担当(新卒採用での説明会)の業務を行っていました。業界の実務経験を経た説得力ある記事作りに定評があります。

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