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アプリ配車専用タクシーがある?Uberタクシーが初の「Uberプレミアム」専用車両を導入!

アプリ配車専用タクシーがある?Uberタクシーが初の「Uberプレミアム」専用車両を導入!

アプリ配車専用タクシーがある?Uberタクシーが初の「Uberプレミアム」専用車両を導入!

大手タクシー・ハイヤー配車アプリの『Uber Taxi』を運営するUber Japan 株式会社はこの度、『Uber プレミアム専用車両』を令和5年 11 月に100台を新たに稼働することを発表しました。

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一般のタクシー・ハイヤー営業を行わず『Uber プレミアム』の配車に徹する形の営業となります。
10月~11月には東京 23 区内で颯爽と展開する予定なので、楽しみですね。

「Uber プレミアム」とは?

Uber プレミアムとはいったいどんなサービスなのでしょうか?
Uberが展開する「Uber Taxi」とはまた違いがあるようです。

ちなみに現在、Uber プレミアムは①東京23区内・②成田空港周辺の千葉県・③京都府京都市内の3地区で展開を行っております。

ワンランク上のサービスを目指して

Uber プレミアムは、ハイヤーのような高級車両を簡単に呼べるワンランク上のオンライン配車サービスです。
黒い高級車に高評価のプロドライバーというのもお客様にとっては魅力ですし、タクシードライバーにとっても「おきゃ様から選ばれる。」メリットがあります。

利用方法はUber Taxi同様にUberアプリ上で配車可能です。 迎車場所と行き先を入力します。
その後、車種選択画面でUber プレミアムを選択すると、まさにプレミアムな車両が到着します。

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ユーザーとしては、お金を払ってでも「行き届いた質の良いサービスの効いた車で送迎していもらいたい」という方向けの、まさにプレミアムなサービスとなっています。

日の丸交通・Uber・テスラの合同でサービス開始

今回の「Uberプレミアム」の100台稼働には、『Uber Japan』のほかに東京の大手ハイヤー・タクシー事業者『日の丸交通株』と自動車・クリーンエネルギー事業者『Tesla Motors Japan』の 3 社が協力をしています。

上記3社は、Uber Japan が展開するハイヤー配車サービス「Uber プレミアム」の専用車両「Tesla Model Y」の導入に向けてタッグを組んでいます。この専用車両こそ、100台稼働に使用される車両なのです。

この度、日の丸交通では級感溢れる車両とプロフェッショナルなサービスを提供するUberプレミアム配車のみを受け付ける「テスラ選任ドライバー」を募集しているとのことです。

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なお、配車サービスに Tesla 車両が 100 台規模で導入されるのは、日本国内のタクシー・ハイヤー業界で初の試みとなります。

Uberとは?

Uber とは、言わずとしれた世界最大級の配車サービス事業です。2010年の誕生から今日まで、ヒトやモノの移動をテクノロジーを通じて変革し、世界の新たな可能性を開くプラットフォームです。

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主な事業としては、配車サービス(ライドシェア含む)・ Uber Eats・宅配便 ・貨物輸送・LimeBike(英語版)との提携による電動自転車や電動スクーターのレンタルなどを世界 6 大陸の約 70 カ国、10,000 以上の都市で展開しています。

Uber Japan は、全国のタクシー・ハイヤー会社と提携し、Uber のアプリを通してタクシーの配車を行う「Uber Taxi」サービスを全国 18 都道府県 20 都市で展開。
また、ハイヤーを配車できる「 Uber プレミアム」サービスを東京 23 区内・千葉県(成田空港周辺のみ)・京都市内で展開しています。(令和5年9月現在)

なんとUberでは全世界で一日平均約 2,400 万回以上の配車・配達が提供されており、さらにこれまで 390 億回を超える配車・配達を達成しています。

日の丸交通とは?

日の丸交通は東京都を中心にハイヤー・タクシー・バスの運行、自動車学校などの経営等を手がける企業グループです。

都内においては準大手タクシー会社として名を連ねておりますが、規模は大手タクシー事業者に勝るとも劣らずです。
何より「腕よりも心で運転」をモットーとした、タクシードライバーに無理をさせない営業スタイルが人気を博しております。

また、タクシー業界の中でも積極的に女性採用(なでしこタクシー)や、外国人ドライバーの活躍が目立つことでも有名です。

タクシー現場へ行ってみた!【日の丸交通世田谷営業所】

日の丸交通では、令和5年 11 月に 30 台の Tesla Model Y 車両が世田谷営業所(世田谷区)Tokyobay営業所(江戸川区)足立営業所(足立区)の3箇所の事業所で配備されます。
※これに従い、テスラの充電ソリューションを提供していく予定です。

特筆すべき点は、これらの車両はすべて『 Uber プレミアム専用車両』として展開され、Uber アプリの車種選択画面で専用のメニュー(名称未定)が用意される予定ということです。
これにより、Tesla Model Y 車両を指定した配車依頼が可能になります。

その後は日の丸自動車の無線グループの提携会社にも配備される予定で、令和6年中には車両台数が合計 100 台まで拡大するとのことです。

テスラとは?

テスラは、アメリカ・テキサス州オースティンに本社を置く、アメリカの電動輸送機器・クリーンエネルギー関連企業です。また、同時にテスラが製造販売する自動車のブランドや自動車自体の通称でもあります。

日本法人の「Tesla Motors Japan」は2010年6月に設立されました。

今回のテスラが発表したModel Y は 従来のテスラ車両「Model 3 」と同様に、5 つ星の​​安全性評価​を獲得しテクノロジー・パフォーマンス・安全性を併せ持っており今後も世界規模で拡大が予想される車種のひとつです。

Model Yはなんと、令和5年第 1四半期(1 月~ 3 月)では電気自動車のカテゴリを超えており、「世界で最も売れた車」となりました。
内部の特徴として医療施設や一部のハイグレードな空気清浄機などで使用される HEPAフィルター搭載など、テスラならではのユニークな機能も搭載しています。

国内では2例目となる「アプリ配車専用車」

スマートフォンでタクシーアプリをダウンロードして手軽にタクシーを呼べる時代になって早10年。
市民権を得てからはかれこれ2~3年といったところでしょうか?

タクシー営業を行う側のドライバーは、流し営業・つけ待ち営業・自社無線での配車営業に加えて、この配車アプリでの営業を行っています。

しかし「Uberプレミアム専用」というように、「アプリ配車専門のドライバー」が成立するのでしょうか?

需要増の配車アプリだからこそ成せる

タクシー配車アプリの需要増加とともに、タクシー営業にも大きな影響が出始めております。

特に大手のタクシー配車アプリでは、Uberのような世界的認知度の高いアプリであれば、国内外問わず多くのユーザーが利用されます。
そのため、昨今のタクシードライバーの売上日報を見ても「配車アプリ依頼」が圧倒的なシェアを獲得しているというケースが目立っていることもあり、アプリ専用車両という営業方法にも目途がついたと言えましょう。

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業界最大手の「GO」が国内で先陣

実はこのタクシー配車アプリ専用車両、「配車アプリ」という点では国内では先陣を切っている事業者がいます。
それが国内最大級のタクシー配車アプリ『GO』が提供する『GO Reserve(ゴーリザーブ)』です。

タクシー業界に新旋風!アプリ配車注文のみの車両「GO Crew」が登場!

令和5年3月7日にスタートし、アプリ配車専門で稼働していることから「首都圏のタクシー供給不足」を解消し、利便性向上を図ることと一般的な乗車は受け付けていないことが特徴です。
また、働く側としてはドライバーの人材不足解消・未稼働の車両活用によるタクシー供給量の確保が目的としています。

『GO Reserve』の専用車両で乗務するドライバーは「GO Crew」として勤務し、アルバイト感覚で仕事ができる点が魅力となっています。

これから~Opinion~

需要が増えるタクシーに対して、供給が追い付かない状態が続いている首都圏のタクシー業界。

Uberとテスラと日の丸交通の三つ巴でスタートする新たな配車専用システムは、さまざまな可能性を秘めています。
テスラ社が参画ということもあり、電気自動車という視点から見ると長距離を長時間に渡って走るタクシー・ハイヤーの車両は、充電に要する時間や頻度が上がり、タクシー・ハイヤー業界でも『電気自動車の導入』というのは大きなハードルとなっているのは確かです。

今後、いかにこの部分をスムーズに進行していくかというのが課題になりますし、更にはカーボンニュートラル実現への貢献を目指して行ってほしいと思います。

雇用に関してもドライバー不足が懸念される「タクシー・ハイヤー業界における求人のハードル」が良い意味で下がることを願うと同時に、Ubrerプレミアムならではのワンランク上のサービスという質も研磨していって欲しいと思います。

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