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車椅子の方や高齢者の乗車時にタクシー運転手が行える対応方法

日本は、すでに世界一の超高齢社会に突入しています。全人口に占める65歳以上の人々の割合は25%(2015年)に達しており、高齢者の割合は今後も増加の一途をたどるとみられています。このような状況において、高齢者によるタクシー利用が今後いっそう活発化するものと考えられます。

また、身体の不自由な人が車椅子を使って外出する機会の拡大に資する乗り物として、タクシーへの期待が大いに高まっています。タクシー運転手ならびに事業者として、高齢者あるいは車椅子利用者が乗車する際に、どのような対応をとるのがよいのかを考察してみます。

【12月】車椅子の方や高齢者の乗車時にタクシー運転手が行える対応方法

お年寄りには気長に温かく接する

人間は歳をとると、どうしても体力が衰えてきます。加えて、体力の衰えは気力の減退も招きやすく、若いころと比べると心のゆとりもなくなりがちです。また、耳が遠くなったり、視力が低下したり、あるいは話すスピードが遅くなったりする高齢者も多く見受けられます。

このようなお年寄りに接する際には、若い頃のようには自由が効きづらくなっているという前提に立ち、気長に温かい目で見守ることが重要です。例えば、乗り降りの際の動作がぎこちなかったり、行き先が聞き取りづらかったりする場面もあろうかと思います。大きな声ではっきりゆっくりと、返答しましょう。タクシー運転手は、そういった場合でもイライラせず、優しく対応することが大切です。乗降の際に場合によっては、一旦車から降りて手を取って支えてあげることも必要かもしれません。

また、車椅子の方の場合、標準的な折り畳み式の車椅子なら、大体のタクシーに入ります。また、入れ方もコツをつかみ、上手く入れれば造りが特殊なタクシーのトランクにも綺麗に収まります。このような時のために、車椅子のたたみ方や自分の車にどの程度の車椅子が入るのか確認しておくことが必要でしょう。

【12月】車椅子の方や高齢者の乗車時にタクシー運転手が行える対応方法 (2)

介護の資格を取得すると活躍の幅が広がる

基本的にお年寄りといえども、特に申し出がない限りは自力で乗り降りしていただくことが原則ではありますが、優しく手を差し伸べるなど、手助けをしたほうがいいケースもあります。

また、簡単な手助けにとどまらず、より本格的な介助のテクニックや心構えなどを習得しておくと、高齢者からのリピート指名や紹介をもらえたりといった波及効果も期待できます。さらに、公的な資格である介護職員初任者研修の資格を取得しておくと、保険が適用できる介護保険タクシーの事業展開も可能となりますし、資格の所持そのものが就業条件に有利に働き、自分自身の活躍の幅を広げることもできます。そして、地域社会への貢献にもつながります。

定額で乗り放題のタクシーも登場

今や、タクシー運転手のみならず、事業者も超高齢社会に対応した取り組みを進めています。大手旅行会社のJTBは、「ジェロンタクシー」という名称で「定額でタクシー乗り放題」をうたう旅行商品を開発し、福岡市でサービスを展開しています。これは地元の複数のタクシー会社とタイアップし、70歳以上の高齢者を対象に事業展開しているもので、「いつもの買物先」「いつもの利用駅」「かかりつけ病院」のうちのいずれか2か所と自宅の間を1か月間乗り放題とするユニークなシステムです。月額費用は1万9500円~4万2000円となっています。

特殊な取り組みではなくても、街中で高齢者や車椅子、体の不自由な方を乗せることこともあるでしょう。そういった際にも、気持ち良く乗ってもらうための対応を実践できるよう、日頃から準備しておきましょう。

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