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タクシーのゆっくりボタンとは?タクシー会社のECOで乗客に優しい取り組み

タクシーのゆっくりボタンとは?タクシー会社のECOで乗客に優しい取り組み

タクシーに乗るとき急いでいるお客さんが多いのも事実です。荷物が多いだけなので急がなくていいよといわれた時に活用できるゆっくりボタンというものがあります。この記事ではゆっくりボタンについてご紹介します。

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ゆっくりボタンとは

タクシーを使うときは、「より早く目的地に連れて行って!」と考えるお客様も多いですが、逆に「急いでいないからゆっくり連れて行って」というお客様もいます。

お客様にとって、タクシーのドライバーは運転のプロでもあるので、運転について意見を伝えるのは気が引けることがあるようです。

そんなお客様の気持ちを代弁する「ゆっくりボタン」は、三和交通のタートルタクシーにあります。

使い方は簡単です。お客さんが後部座席にあるゆっくりボタンを押すと、ドライバーは通常よりもゆっくり丁寧な運転をする、というものです。

小さいお子様や、高齢者の方、体の不自由な方、体調が悪い方が乗るときなど、運転に配慮して欲しいときに、お客様側が積極的にアピールできるボタンです。

お客様に優しい運転ができる


お客様が「今日は体調が悪いから、車が揺れるとつらいかも」「時間にゆとりがあるので、急がなくてもいい」といった気持ちになっていても、申告がないと気づかないこともあります。

タートルタクシーに装備されている「ゆっくりボタン」は、お客様から意思表示ができるボタンです。

ボタンを押すことで、タクシードライバーに気持ちが伝わり、急加速や急停車など、「急」のつく運転を控えることができます。

「ゆっくりボタン」が話題になっているということは、タクシーには「お客さんが遠慮なく意思表示できる仕掛け・雰囲気作り」が必要であることを教えてくれます。

ただ、どのタクシーにもボタンが必要というわけではなく、お客様が自分の気持ちを伝えられる雰囲気作りや声掛けで、ゆっくりボタンのような効果が生まれるでしょう。

ECO活動に参加できる

「ゆっくりボタン」を押すことで、ECO活動にも気軽に参加できます。

急加速や急停車が少ない運転は無駄な排気ガスを出しにくい、ECOな運転方法です。

また、タートルタクシーでは、「ゆっくりボタン」を押して走行した距離を計測しています。

そして、走った距離が長くなればなるほど、環境に優しい活動をする、とも宣言をしています。

実際には、ゆっくりボタンを押して運転した走行距離を「エコ走行距離」として、記録をとります。

この記録が重要で、エコ走行距離に応じたミッションが設定されていて、クリアすることで、三和交通が環境に優しい活動を行います。

現在のミッションは、走行距離「50,000ECOキロメートル」を達成することです。

この目標を達成できたら、タートルタクシー10台すべてのタイヤを「エコタイヤ」に変更すると宣言しています。

エコタイヤはタイヤの転がり抵抗が低く、燃費をよくすることにつながるとされているので、よりエコな運転ができるようになります。

単にタクシーが目的地に行くための道具ということだけでなく、「ECO活動をした!」という充実感があることもポイントではないでしょうか。

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